マンション管理会社のフロントマン。
この仕事に転職するにあたって、不動産の知識は前もって必要か?
というお話です。
結論から言うと、特にいりません。(少なくとも我が社では)
もちろん、業務に関係はあるので、入社してからバンバン知識は入れなきゃいけません。
ただ、採用時点で、となると・・・。
考慮されないことでもないのですが、「採用・不採用に直結するたぐいの話ではない」という感じです。
フロントマンに不動産に関する知識が不要な理由
フロントマンに、不動産に関する知識は必須
フロントマンの仕事の中で、不動産に関する知識が活きる仕事があるか、という話について。
「活きるか否か」で言えば、明らかに活きます。
というか、不動産知識はないと困ります。
もし、不動産関連の仕事に就いていた方がフロントマンに転職した場合。
設備の知識、そして不動産業界の一般常識的な知識も十分となれば、入社の暁には同期を出し抜く大きな武器となるハズです。
会社によっては、「管理業務主任者」「宅地建物取引士」といった不動産資格を必須としているところもありますしね。
それくらい、不動産の知識は必要な仕事です。
不動産知識は、フロント業務遂行の必須条件であって、採用の条件ではない
「だから不動産関係の実務経験者を優先しては採用するのか」というと、ハッキリとNOです。
いやいや。
もちろん、前職で不動産関連の仕事をしている、ということなら、一から教育する手間は省けます。
そういう意味では、コストも削減でき、会社にとってもありがたいので、不動産の知識はあるに越したことはありません。
しかし、それで採用を決めるのかというと、全くそんなことはなく、それほど重要視はしていません。
それよりも、適切に業務を遂行するための、経験ではない、「能力と適正」があるのか否かが重要です。
だいたいからして、社員一人を採用するコストを考えれば、業界の知識・経験があるかないかなんてものは、誤差程度。
(採用にはなかなかのコストがかかっています。もろもろ換算すると1千万以上を会社は負担していますし)
同業他社からの転職、というならまだしも、異業種からの転職であれば、多少、初速が違うかどうかは誤差です。
本人のポテンシャルこそを見極めたいところ。
だいたい、適性のないが知識はある、って人間を採用したところでそのうち辞めちゃいますし…。
フロントマンに転職をすることを検討しているけれど、不動産の知識がなくてしり込みしている方へ
別にそんなもんなくてもいいです。
いいんですけど、入社後、「管理業務主任者」の資格は必須ですから、事前に勉強をしておくことをおすすめします。
不動産の知識もつきますし、面接官へのやる気アピールにもなります。
フロントマンへの転職についての記事はこちらです。
あと、「管理業務主任者」の資格は、入社後、2~3年以内に取れないと、かなり針のムシロです。
悲しい思いしないためにも、すぐすぐ勉強しとくことまじおすすめ。
お勉強頑張って!