おほ、二級建築士うかってた
封筒じゃなくてハガキできたから、
落ちたんだと思ったw
階段は1820✖️1820で大丈夫だったぞーw— マンション管理のはじめちゃん! (@mscondohajime) 2017年12月8日
そんな感じでした、ありがとうございます。
資格手当おいちいです。
試験について、もう内容を忘れちゃいそうなので、感じたことを。
メモ程度です。
試験会場でもらえるダンボールのまくらは、すごくいい
ダンボールを折りたたんで、三角形にして。それを、ぶ厚い輪ゴムでくくったもの。
試験会場では、各試験学校が配ってたので、タダでいただけた。
これ、めちゃんこ良いです。
輪ゴムが良い仕事してる。ずれない。
ダンボールも三角形にしてるので強く、体重をかけても潰れない。想像よりよっぽどしっかりしてる。
こんないいもんあるんだったら普段から使いたかったなあ・・・。と思った。
試験学校に行ってる人は、学校に相談すればもらえるかも。
ちなみに、100均で売ってる、滑り止めシートをもって行ったら、片付けるように指示されました。
ダメらしいです。(マジか、と思った)
製図版をガムテープで固定してる人も
製図版のズレ防止かな。
ガムテープで固定しちゃってる人も見かけた。
私は、前項のまくらで十分でしたので、特に不便はなかった。
が、「あればより安心かな!」とは思いました。
おまもり程度に持っていくことはおすすめ。
筆記用具について
あってよかったもの
- 字けし板
- ドラフティングテープ
- 製図ブラシ
- ほそいペン型の消しゴム
- フリクション 蛍光ペン(赤、青二色でいい)
- フリクション ボールペン(赤、青二色でいい)
勾配定規とかテンプレート定規とかは、もちろん必要。
ていうか無いとできないと思うので、書かれてなくても各自の判断で購入してください。
無くて良かったもの(使わなかったもの)
- 三角スケール
- フローティングディスク
マジで三角スケールの出番は、ただの一度もなかった。
テンプレート定規に試験で必要な縮尺は全部載ってるので不要。
フローティングディスクは、これを使うと、若干定規が浮く。
で、シャーペンの芯が定規の下に挟まってしまって、線がぶれる。ダメだった。
あと、浮いて摩擦が弱くなるせいで、簡単に定規がずれる。
これが一番困った。
一度貼ってみたのだけれど、使いにくいのですぐにはがした。
ちなみに、コンパスは要らない。
テンプレート定規で十分。
万が一、テンプレートに含まれない規模の超デッカイ円を書かないといけなくなったときは、中心点から放射線状に、定規で点で印をつけて、その点を繋げてフリーハンドで円っぽいものを書けば良い。
円の正確さは採点に影響ないので気にしないでいい。
私が使った道具
私が使った道具は上記の写真が全てです。
いらないって書いたフローティングディスクと三角スケール代わりの定規も写ってますけど。
真ん中に写ってる、勾配定規の下のでっかい三角定規は一番使いました。
が、じゃあそれが使いやすかったのかと問われると微妙。
頻繁に持ち替えしましたし。
アマゾンで、テンプレート付き三角定規とでも調べてみてください。
(「持ち込み禁止で使えなかった」、みたいな話も聞きましたので自己責任で。私は大丈夫でしたが)
小さい15センチ程度の定規の方が使い勝手はよかったナ、とは思う。
まあ、道具はたくさん買ってみて試せばいいんじゃないかな。
2年も同じ試験受けるくらいなら、1度で済ませられるように、道具とかテキストにお金を惜しむべきじゃない。
ケチケチは結果的に遠回り。メリット以上に見えないコストが発生してる。
製図について
設計はパズル。
試験では、「設計条件に当てはまった家」を書けさえすればいい。
細かい意匠や、使い勝手とか。
そういう、「住宅として不可欠な要素」、なんてもんは求められてない。
なので、1.2階の取り回しや、細かい使い勝手は気にしなくていい。
例えば、「2階のトイレは1階の真上にしとかないと、排水が大変じゃん?」みたいなことは、一切、考えなくていい。
合否には関係ないから。
「駐輪場はアプローチに面してないとダメだろー」とか、考えなくていいの。
指示された通りの駐輪台数を、置けるところに置け。
製図に関しては、55%前後の人間が受かる試験なので、「できる」人間が受かるのではなくて、「あからさまにできてない」人間が落ちる。
「こんなことしてたらお金かかるよね」とか、「いや、実務じゃありえんぞこれ」みたいな、しゃれた話をしてるようなやつ。
そんなもんは受かってからぞんぶんにやればいいのですよ。
急にヘンな問題がでたりするけど気にしない
「4畳の水屋を設計すること」ってのが、昨年、試験学校の問題で出たのだけれど。
私は、「水屋」という存在を、「食器棚の事」だと思ってたので、「4畳の水屋」が何を指すのか分かんなかった。
答えとしては、水屋とは「食器を保管しておく倉庫」のことだったみたい。
設計上は、「適当に四角い部屋書いて、「水屋」って注釈つけてりゃいい」って感じ。
問題が出た時は、悩まされて、結局どうすればわからなかった。
「本番がこれだったら落ちてたな」って思った。
あと、「二階にラウンジを作れ」とかも出た。
(ら、らうんじ??)ってなったよね。
ちなみに、ラウンジの答えとしては、「デカい廊下にソファーを置く」だった。
そこで学んだことは、「気にしない」こと。
本番では、恐らくそんな物珍しいもん書くような指示は出ないと思うけれど、それでも万が一、知らないものが出題されてどう書けばいいのか分からなくなった場合。
素直に(というか何も考えずに)設計要件を満たした「四角い部屋」を作ってればいいと思う。
設計するときは、まずは外構から決める
「絶対に動かせないモノ」ってありますよね。
例えば、畑を作るなら南面は必須。
車庫は、道路に面してないとダメ。(縦列ってパターンもないわけじゃないとは思うけれど)
とか。
「絶対に変わらない」ものをまず配置することで、必然として「建物に当てられる場所」は狭くなる。
敷地内の当てはめる事で、自動的に部屋割りが決まっていく。
そんなイメージ。
リビング・主寝室は南面させないといけないし、そうなると必然として水回りは北に寄るよね。
って考えてたら、案外、回答パターンってそんなに考えられないことに気が付くはず。
平米数と畳数
みんながどうしてるのか知らないんですけど。
試験学校では、「12平米=8畳と覚えろ」、みたいな無茶なこと言われました。
24平米なら倍の16畳だ!みたいな。
よくわかりませんが、みんな素直に覚えてたように思います。
マジか??
1畳って、0.91メートル×1.82メートルだからね。
そんなもん割って計算するんだよ。覚える必要なんて全くない。
梁スパンは最大でも3640mmで
ちゃんと考えればもちろんもっと飛ばせるんだけど、やめたほうがいい。
構造的に弱くなって、結果、ぼろが出るから。
構造上の欠陥は採点に響く(はず)だからね。
何も考えずに、スパンは最大3640mmにして、カドにはきっちり耐力壁をいれる。
理想は1階と2階がズドンと同じサイズの長方形。
もちろん、1階と2階の壁・柱の位置は合わせる。
そうなると、できるだけ1階と2階は同じような部屋割りがいい。
どうしても調整できなければ、水回りを北(北がダメなら東か西)に飛び出させる。
風呂、洗面所は、2畳分で設計しますよね?
リビング等の大きな部屋に比べると飛び出させやすいので、構造的にややこしいこと考えなくても簡単に飛び出る。
芸達者な図面書くと、時間かかるし、何より構造的に気にしないといけないことが増える。
めんどくさいことしなくても書けるように、素直な図面を書き上げる事に腐心した方が良い。
あ、でも、練習ではめんどくさいことをドンドンしたほうがいい。
簡単な図面しか書かなかった場合、本番で、万が一、素直な図面が書けなかったらそれだけで落ちちゃうから。
慣れておいた方が良い。
勉強の方法
製図は、ほとんどの人が資格学校に行くと思う。
費用は50万くらい?かな?
人生に必要な技能なら50万くらいケチらなくていいんじゃ?っていうのは、個人的な感想。
とはいえ、じゃあその対価として見合っていたか、というとちょっと疑問。
講師は、終始、「人の倍勉強したら受かる」って言ってた。
違うよ、人の半分で受かりたいからお金出してるんだよ・・・。
資格学校について
資格学校にお金を払う価値は、正直、なかった。
講師が初日に言った言葉は「じゃ、とりあえず書いてー」だった。
(ん?何から??)
って思った。
8月後半まではそんな状態だった。
で、なんとなく書けるようになったら、理解できるようになって。
じゃあ、あとはもう講師いらないし・・・。
要所要所で聞く程度だけれど、それならネット教育でもいいし、なんだったら知り合いの人間に聞けばいいんだよね。
そんな感じで、私の場合は、ほとんど「勉強する為のスペースを借りるために」試験学校へ通学していた。
そこは個人の使い方だとは思う。
家族がいれば、自宅じゃあ、製図版広げて勉強できないから。
個人的に思った事は、ラインか何かで、直接講師に何点か質問できるサービスがあれば、それで十分だと思った。
というか、やる気があるなら独学でも十分合格目指せる程度。
学校は、いかなくてもいいかなーって思った。
けどまあ、学科含めて100万円のお金と、それにかける時間を出せるなら、やっぱり学校で直接講師と話ができるのは強い。
まあ、好み。
勉強の流れ
出題範囲は、
- 平面図
- 矩計図(部分詳細図)
- 立面図・断面図
- 伏図
- その他、細々とした文章
に、カテゴリーわけできる。
勉強する時、まずは何をするか。
まず、矩計図(部分詳細図)を書くことをおすすめ。
矩計図が理解できることで、立面図、断面図、伏図が書けるようになる。
立面図、断面図、平面図は、とにかく慣れるだけ。
特に、構造的に難しい場所とか、書き方で悩む事はないと思う。
矩計や伏図については、最初は、何を書いているのか分からないと思うけれど、これはもう仕方がない。
テキストの言うとおりに書き上げるしかない。
(ちなみに、テキストが違えば書き方が変わるので注意、テキストは1冊だけに絞った方が良い。逆に分からない)
慣れれば、部分詳細図は20分程度で書けるようになる。
木造の構造を知らないのなら、「今自分が何を書いているか」は、最初は分からなくてもいいと思う。
わからなくても、とにかく、例題と同じものを書き上げる事。
何も考えず、頭を使わず。
そうして、書き上げる事が出来るようになれば、次のフェイズ。
ポイントは、「なぜそれを書いているのか」の理解。
例題だと、一つの例しか載ってなくて、全部材料のサイズ指定されている。
なぜその材料を使ったのか。
300mmの部材を使うのか、200mmの部材を使うのか。
何故そのサイズを選択したのか、とか。
部材のサイズは、通常どのサイズなのか、とか。
それを理解する。
これができないと、図面が書けない。
書けても、ミスが多い。
「え、書き方や詳しい材料の選定方法がテキストに書かれてないよ」とか言わない。
そもそも、それは理解しているってことで、筆記を合格してるんだからなw
とはいえ、何枚も書いてれば分かるようになる。
部分詳細がかけるようになれば、自然と伏図も書けるようになる(はず)。
伏図については、完璧は目指さなくてもいい。
というか、完璧に書けるやつなんていない。
それっぽく安全側に増して書けばいいと思う。
講師もそう言ってた。「100点取れる奴なんていない」って。
ただし、もちろん、大切なポイントはある。
それはテキスト見ながら、逃しちゃいけないポイントは理解するように。
練習枚数
資格学校では、「合計30枚かけ」って言われた。
苦行。
ちなみに、最初は、1枚書くのに、私は1週間かかった。
実際に使った時間は、10時間じゃ終わらなかったと思う。
分からないから書けない。
書けないから進まない。
こんな感じで、確かお盆明けまではダラダラしてた。
真面目にやりだしたのは8月20日頃。
テストは9月頭だったはずなので、実際は20日前後しかやってなかったはず。
架けた時間は、1日、3時間程度、かな。
初年度落ちちゃったけど、それでも、大きなミスがなければ(おそらく)受かってた。
そのくらいの感覚。
決して難しくない。
筆記の合格発表を待たず、すぐに勉強に取り掛かってた人は一発合格してたと思う。
私の場合は、ちょっとダラダラしすぎた。
製図のぺース
- 1時間30分 平面図
- 20分 矩計図(部分詳細図)
- 30分 立面図・断面図
- 30分 伏図
- 20分 その他、細々とした文章
くらいだったと思うんだけどな・・・。
忘れちゃった、メモしてればよかった。
能力のある人ならもっと早い人もいるかもしれないけれど、通常のスキルの人なら、このくらいが限界だと思う。
このペースで合計190分。
5時間(300分)のテストなので、残り110分。
プランニングは、うまくいけば30分。
うまくいかなければ40分。
サイコーにダメダメでも、最低50分でかたをつける。
じゃないと製図が終わらない。
プランニングが30分で終われば、目算としては30分程度が余る計算。
その時間は、見直しに費やす。
ちなみに、プランニングが終わった後も、必ず見直しをする事。
できれば3回。
プランニングが間違ってれば、どんなに上手な絵が描けても落ちるから。
練習の時は、間違っててもそのまま書き上げちゃったりしないですか?
そんなことしてるせいで、思った以上に「本番を想定した練習」をしていない人は多いはず。
プランニングが失敗してるとどうしようもないので、本当に注意。
以上
そんな感じ?
思いついた感じです。
やってみてわかりましたが、二級建築士は決して難しい試験じゃない、ってこと。
「資格だけあっても意味なんてない」って、多くの人は言います(まあ実際、現場じゃその通りです)けど、だからといって自分が何も成長しないのかって言ったら、それは別の話ですよね。
20代は「自分自身の成長のフェーズ」だと思ってて、十分やってきたかな、って感じです。
やり残した事も終わって、これでひと段落。
資格も、もういらないかな、ほかに欲しいのないし。
1級建築士は、2級建築士の登録後5年?とからしいので、私は、もうそのころには40歳近いです。
自分が何してるかにもよりますが・・・。
40歳で受験はしないかなあ。