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マンションのインターネット回線方式の種類

住むマンション(買うにせよ、借りるにせよ)を選ぶにあたって、そのマンションの『インターネット環境』がどうなっているのか。

まさか、インターネット環境だけでマンションを選ぶわけにもいきませんが、とはいえ、快適に、そしてお得にマンションを選ぶのであれば、決して見逃してはいけません。

なぜなら、マンションでは、新たな回線方式が導入されることはあまりないからです。

このページの情報

  • マンションの回線方式の種類は4種類で、その内容
  • 自分のマンションの回線の見分け方
  • おすすめの回線方式

今回は、マンションのインターネット回線の方式(種類)のご紹介です。

VDSL(ぶいでぃーえすえる)がどう、とか不動産屋さんが話をしていたら、このページの話です。

マンション(集合住宅)向けの、インターネット回線方式のご紹介

マンション、つまり集合住宅向けのインターネット回線としてよくあるのは4つです。

  1. 光配線方式
  2. VDSL方式
  3. LAN配線方式
  4. ケーブルテレビ配線方式

一つ一つ、以下で内容をご説明します。

マンションの回線「光配線方式」とは?

一言で表現するなら、『光ファイバーを宅内まで引いてきて、直接つなぐタイプ』です。

『戸建の配線方式と同一のものである』と認識してもかまいません。

近頃の新築マンションの多くはこの方式ですね。

マンションで、インターネット回線を利用するうえで、通信速度、品質共に最も安定した回線方式です。

反面、『部屋の中まで光ファイバーを引き込まなければならない』ので、「配管がない、詰まっている」、などの理由で光ファイバー配線がすんなり通せなかったり、或いは、通せても希望の部屋まで持って行けなかったり、という事がありえます。

マンションインターネットの光配線方式で光ファイバーが引き込めない場合の対処工事の際、「光ファイバーが引き込めないので工事ができません」と言われた場合の対応についてです。 普通、戸建住宅ではなかなかないですから...
 

注意点としては、工事が必要なので、開通までに一定の期間が必要です。

1ヶ月とか待たされることもあるようなので、早めの連絡がおすすめ。

開通してしまえば、デメリットというデメリットは特にありません。

といいますか、光配線方式は「現在、最も新しく、そして最もスタンダードな」配線方式です。

この配線方式をあえて避けなければならない理由はありません

VDSL方式とは?

恐らく最も普及しているタイプ。

マンションの1階までは光ファイバーを引き込み、そこから先は『電話用の配線を使用』して通信をします。

そのため、光配線方式と比較して、回線品質がよろしくありません

(「電話用の配線」の通信品質が、「光ファイバー」と比較すると悪いためです)

 

メリットは、マンションの建築当時に敷設れた電話配線を使うので、新たな工事が必要無いこと。

デメリットは、回線品質が比較的悪く、他の住戸の通信の影響を受けやすいこと。

 

VDSL方式では、約15世帯を一つの制御盤で管理しています。

(例えば、30世帯にインターネットを提供する場合、『15回線×制御盤2台』で運用しています)

この15世帯のうち、膨大な通信をしている部屋がある場合、他の住戸の通信速度に影響が出る「可能性がある」と事業者は説明しています。

他の住戸の通信量の大小など運でしかないですし、ユーザーは制御盤の変更や選択もできませんので、不可避のデメリットの一つです。

LAN方式とは?

LAN方式の場合、インターネット料金はマンションでまとめて支払うので、個人が直接費用を支出することはありません。

特別な契約をしなくても、部屋の中でLANケーブルをさせばすぐに利用可能です。

しかも、無料で。

実際はマンションの共益費から支払われていますので、ユーザーは、間接的に費用を負担しています。

また、1棟でまとめて契約するので、料金はさすがに安い

1世帯あたり、月々料金が1000円を切るところもざらにあります。

(賃貸の場合は、家賃に含まれていたりしますね)

LANケーブルの通信品質は悪くありません。

反面、マンションのみんなが使い集中するため回線速度が遅くなるケースや、回線を使わない人(※注)も負担しなければならない、などのデメリットもあります。

(※注)回線を使わない人=住んでいない、他社のサービスを契約している、など。

ケーブルテレビ配線方式とは?

ケーブルテレビの配線を使用してインターネットを使用する方式。

マンションに敷設されているテレビ配線(同軸ケーブル)を使用してインターネットを提供します。

通信速度は、スペック上はVDSL方式とほぼ同等。

ですが、ケーブルテレビを提供している会社は、地域のケーブルテレビ会社です。

それらの力量によっても大きく変わるので、通信品質は一概には言えません。

料金的には、ケーブルテレビの提供する衛星放送などとまとめて契約すれば割引がきいたりするので、その手の契約を検討されている方は安くなる可能性があります。

マンションのネット回線では、なにがおすすめか?

おすすめは、断然「光回線方式」です。

選び方のフローとしては、

まず、

「LAN方式が導入されているか否か」を確認します。

LAN配線方式が導入されているか否かは、管理会社に確認すると良いです。

LAN方式が導入されている場合は、ひとまずそれで1か月ほど使ってみればよいです。

それで満足できるようなら、かなりお得にインターネットが利用できます。

 

LAN方式が導入されていない場合は、「光配線方式が導入されているか否か」を確認します。

光配線方式も導入されていない場合、そのマンションはインターネット環境に関して、相対的に価値が低いマンションです。

おそらく、VDSL方式のインターネット設備が導入されており、VDSL方式を選択せざるを得ません。

eo光は、VDSL方式の提供しかしていませんので、注意!

「それほどインターネット環境にこだわりはない」、のであれば、VDSL方式で満足して良いと思います。

一般的な意味での『インターネットサーフィンをする程度』なら、全く不満はない程度には速度は出るからです。

(動画サービスでも、「特に問題ないヨ」と言っている方も多いので、それほど気にならないかもしれません)

マンションのネット回線の見分け方

方法は二つ。

  1. 管理会社(大家さん)に確認する
  2. ネット会社に確認する

です。

 

注意点としては、管理会社や、大家さんに確認する場合は、管理会社が正確な情報を持っていない可能性がある、というところです。

担当者が知らない、という可能性があるので・・・。

なので、できれば、一度ネット会社に連絡をして、回線が入っているかどうかを確認した方が確実です。

将来の変更があるかどうかも、一緒に確認を!

今後、VDSL以外の回線が使えるかどうかについては、管理会社が把握しているはず。

なので、現時点ではVASLしか導入されていなかったとしても、「導入予定があるか否か」を確認するとよろしいです。

意外と、「来年には導入予定です」という回答があるかもしれません。

また、「導入するように働きかけができないか」と問い合わせることで、動いてくれる場合も。

オススメのインターネット回線申込み先

ここまでが、「ネット回線の種類」のお話し。

以下は、その「ネット回線を使って、どこの会社と契約すればよいか」というお話しです。

引き込み可能エリアなら一番おすすめ、NURO光
回線速度の速さが魅力。
下り最大2Gbpsの速度が出るのは、NURO光だけです。
しばらく前までは首都圏しか引き込みできませんでしたが、最近エリアが拡大しています。ぜひご確認を!
 
 
 
 

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ABOUT ME
はじめちゃん!
はじめちゃん!
分譲マンションを管理する会社に勤めています。 資格:管理業務主任者/マンション管理士/宅地建物取引主任士/マンション維持修繕技術者/二級電気工事士/2級建設業経理士/二級建築士/1級船舶免許