思うところがあって、転職エージェントに登録しました。
今回登録したエージェント:リクルートエージェント
いろいろと話を聞けたので、情報をシェアします。
担当の方には、かなり丁寧に対応していただきました。この場を借りてありがとう!
同業他社への転職は?
フロント→フロントへ転職するケースを想定しています。
同業他社への転職は、非常に易しいようです。
エージェントさんいわく、「同業他社ならいくらでも紹介できます」とのこと。
実際にピックアップしてもらっただけでも、10社以上の紹介をしていただけました。
なんとなくですが、大手企業はほとんどが年中募集している感が強いです。
だからブラック臭が!?といなると、どうなんでしょうね。
そんなこと言ったら業界全体がブラックということになります。
よく、「ブラック企業の見分け方!」というタイトルで、「ずっと募集をかけている企業はヤバイ」という話を聞きますが、そういう分け方をすると、マンション管理業者って残らないんじゃないかナー、と思いました。
そら、学生が望むようなお花畑な求人って、そもそも世の中にないわけで。どんな企業だって大なり小なりマイナスポイントってありますからね。
どこまでなら許容できるか、という話かと思います。
あと、基本的には、増収増益の管理会社がほとんどだと思うので、増員のために追加人員を募集する、というのは至極まっとうな話じゃないかなー、とは思います。
上記ページは、同業他社へ転職された方の体験談です。
彼も内定ガンガンでてました。
事実、転職は容易みたいですね。
フロントの転職について、年齢は?
「30代なら何の問題もない」、とのことです。
さすがに40歳を超えるとつらいのかー、と思いましたが、エージェントに聞くと、「そうでもいないですよ」と。
どういうことかというと、単に、「待遇が下がりますけど、それでも転職したいですか?」と。
現在の企業における給与・役職などは、新しい企業で引き継げることはありません。
結果として、給与等の待遇が下がる可能性が高い、と。
その点さえクリアできるなら転職先はありますよ、だそうです。
フロントへ転職した場合の想定年収は?
500万円~550万円くらいは狙えるそうです。
確かに、ざっと求人票を見る限り、350万円~600万円が多いですね。
会社員の給与って、個人に対する評価で決まるものではなくて、ポジションに対して与えらえるものです。
10年務めた社員より、同じ条件の新入社員のほうが給与が高いとおかしくなりますよね?
なので、転職後の給与は、入社先の会社が主任~係長クラスに対して払う給与の下限~平均程度、ってことになるんじゃないのかなーと思います。
マネージャークラスで入社するなら別でしょうが、フロントで入社して初年度からそれはないでしょうし、やっぱり求人票の通りなのかなー、と思います。
とはいえ、その上限を狙えるかどうかは、「どのポジションで採用されるのか」という話かと思います。
リーダークラス以上で採用されない限り、上限(500万円後半とか)は、ありえないのではないかなー、と思います。
異業種への転職は?
これが一番興味ありましたw
「未経験OK」の条件で紹介を受けたものは、
- PM(プロパティーマネージャー)
- AM(アセットマネージャー)
- 不動産開発
- デベロッパー系
- アフター系
でした。(詳しい職業の紹介は割愛します、検索でどうぞ)
ほかにも、「不動産系専門職なら問題なく紹介できる」とのことです。
未経験なのに? と思いましたが、『不動産業界 関係者』枠に入るようです。
他にも、用地開発や収益物件営業も紹介を受けましたが、「ゴリゴリの営業は人を選ぶので・・・」と、エージェントさん。
『賃貸』不動産管理と『分譲』不動産管理の仕事
賃貸不動産管理の仕事と比較して、分譲不動産管理の仕事のほうが転職市場で評価が高い、らしいです。
理由は、「賃貸と比較して分譲のほうが建物としての価値が高いから」と。
仕事内容の違いではなくて、不動産の価値の高低に要因があるそうです。
価格は物件個別の事情にもよるうえ、管理業者には直接関係ないのでは?? と思いましたが、転職市場での評価はそうなっているそうです、ここは今ひとつピンときませんでしたが、そういうことだそうです。(私が、他の仕事内容がよくわかってないからだろうとは思います)
期待される資格は?
不動産管理に期待される資格は、以下の4つ。
- 宅地建物取引士
- 管理業務主任者
- マンション管理士
- 建築士(1級、2級)
フロントで転職を考えている方は、上記4つがあると市場価値が高いです。
とはいえ、現実的には建築士は実務経験が必要なので、異業種からの転職だと難しいと思います。もし取得するなら、建築士を除いた3つが現実的なのかなー、と。
資格は、社内評価を上げたり、自己啓発でとるものだと思っていましたが、今回、人生のリスクヘッジという意味合いもあるんだなー、と思いました。
ほかにも、あったらいい資格として
- 電気主任技術者
- 建築物環境衛生管理技術者(ビル管理技師)
- ボイラー技士
を教えてくれましたが、どれも、フロントからは遠いですね。
ちなみに。
ビル管は実務経験が必要。ボイラー技士はカンタンすぎて資格だけじゃ意味がない。
電気主任技術者は難しすぎて効率が悪い、って感じです。
あと、同系の資格としてエネ管ってのもありますけど、まー、現実感ないですね。難しすぎて手が出ないです。
転職のために、日頃からしておくこと
- 譲れない条件を決めておく(給与、休日、勤務地など)
- 職務経歴書を作っておく
- 日頃から求人をチェックしておく
を、おすすめしてもらいました。
「転職する気がなくても、転職ができるだけの準備は早めにしておいたほうが良いよ!」ってことですね。
あと、私からおすすめしたいことは、早めに転職エージェントには登録しておくことですねー。
転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントは、企業の紹介をしてくれるだけではなくて、転職の相談に乗ってくれます。
メリットは以下の通りです。
- 自分の市場価値と、それを高めるためのアドバイスをしてくれる
- マッチする職業を一緒に探してくれる
- 企業との間を取り持ってくれるので、質問が企業に対して失礼か否かを心配しなくても良い
- 面接の練習・履歴書のチェックをしてくれる
今の企業に満足していて、すぐに転職するつもりがなかったとしても、
- 「今の給与は適正なのか? 同業他社の場合だといくらで働けるのか?」
- 「もし転職するとしたらどんな職業に転職できるのか、知っておきたい」
- 「キャリアアップのために必要な資格が知りたい」
などの相談もできますよー。
というわけでぜひご登録を。
(利用は無料です、費用は全額企業側が支払っていますので、転職者は支払いません)
転職が悪いことだと思っている方へ
考え方の一つですが、企業で働くということは、自分の時間を売る、ってことです。
良い条件の雇用先があればそちらへ移るというのは、まっとうな判断だと思います。
資本主義社会なので。
というか、よろしくない条件で雇用している雇用主が適正な対価を支払っていないということなのかな、と。
ものを買うとき、売るとき、全てそうです。
良い条件のところと取引するのは、ある意味では当然の話かなーと思います。
もちろん、企業も教育にお金をかけていますしそれだけじゃないですが、行き過ぎて奉公みたいな考え方は良くないのかなと思います。
転職エージェントを利用したときの流れ
- サイトに登録する
- 先方からメールが来る
- メールで面談日を決める
- 面談する(電話面談、対面面談から選択可能)
という流れでした。
フロントの転職についてのページは↓です