マンションその他

マンション管理士の実態。マンション管理士へのアンケート調査結果の紹介【公益財団法人マンション管理センター実施】

マンション管理センターが実施した、「マンション管理士を対象としたアンケート」の結果が発表されてました。

なかなか、面白い感じのデータでしたので、気になった部分をご紹介します。

詳細な内容は、下記PDFで御覧ください。

http://www.mankan.org/pdf/chosa02.pdf

マンション管理士には、若年層が少ない?

マンション管理士の年齢の分布。

30代以下と回答したのは全体の4%。(N=5562)
40代は16.7%。
50代は27%。
60代が34%。

現役世代が少なめな印象です。

比較するのもアレですが、弁護士は30代が最多っぽいです。

参考:https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/jfba_info/statistics/data/white_paper/2016/1-1-1_tokei_2016.pdf

マンション管理士を本業として活動されている方の年齢

「本業として活動している」と回答した方は303人。(N=5562)

その303人の年齢の内訳は、以下の通り。

60歳以上 69.1%
50歳~59歳 17.8%
40歳~49歳 8.4%
39歳以下 0.8%(驚きの!!!)
はじめちゃん
はじめちゃん
いくらなんでも偏りがありすぎるんじゃないかな・・・。
データとして信頼していいのか疑問。

マンション管理士の収入

「本業として生きていけるかどうか」のボーダーラインと思われる「年間2000万円以上の売上がある」と答えた方は、全体(303人)のうち、3%。つまり10人程度。

はじめちゃん
はじめちゃん
闇を感じる

400万円~1000万円と答えた方は、37.3%。
400万円以下と答えた方は、約50%。

ちなみに、「収入を得たことがない」と答えた方が10%(30人)も存在することに、このアンケートの真髄を見た気がします。
「本業として活動して」いて、「収入なし」って、あれ? 日本語・・・??

ちなみに、本業ではなく「副業として活動して」いて、「収入なし」が80人。
うーん、それは「活動している」と言えるのか・・・?

ここは私も目を疑ったので、画像を載せときますね。

一応補足しておきますと、専業で(利益ではなく)売上が年間1000万に満たない場合、かなり苦しい、と言うか、生きていけないですよ? そっから家賃も交通費も宣伝広告費も払わないといけないわけで。
かける経費の額にもよりますが、最低でも売上ベースで2000万円はないときつい。

こうなった理由について考察しますと、たぶん、年金受給者が答えてるんでしょうね。
本業で売上が400万円では流石に生きていけないでしょうが、年金の足しにしているなら、まー、理解はできる数字ですね。

マンション管理士事務所の人員

個人事務所(法人・法人以外問わず)で活動している方は、全体の75%。(N=227)
会社組織や、NPOとして活動、と答えた方は20%。

このことから、多くの方は個人事務所として運営をしていることがわかります。

マンション管理士事務所の人数と人員

「事務所のマンション管理士の人数が一人」と答え方が75%。(N=227)

「個人事務所で活動している」と答えた75%と合致しますね。

このことから、個人事務所で活動しているマンション管理士は、一人で活動していることがわかります。

マンション管理士事務所で、マンション管理士以外の人数

0人(誰も雇っていない)と答えた方が50%
1人雇用している方は16%。

事務員さんとして雇用しているんだとは思いますが。うーん。利益ないのに・・・?

想像ですが、奥さんを事務員として登録して節税してるんだと思います。
実態は何もしていないか、それに近い、お手伝い程度の人員でしょう。

普通なら事務員を雇う余裕なんてないですよ。
あまりアテにしていい数字じゃないと思いますね、これ。

マンション管理士という資格制度についての意見

自由記入で回答がありました。
が、まー、概ね想像どおりの内容で、特に目を留める意見はありませんでしたね。

私個人が思いつくところだと、

  1. 第三者管理方式の役員就任の必要資格とする(独占業務化)
  2. 管理業務の、会計・業務監査の必要資格とする(独占業務化)
  3. 一定規模以上のマンションでの、マンション管理士の役員就任の義務化

くらいかなー?
1.2でマンション管理士の方向性を示して、3で一般化、ってイメージ。

データに信頼性はあるか?

調査対象
意向調査:マンション管理士23,118名(平成27年度末登録者)
本調査 :意向調査にてアンケート回答への同意があったマンション管理士6,849名

・本調査発送数 6,849通
・本調査回収数 5,562通(回収率:81.2%)

とのこと。
サンプル数は十分なんですが・・・。

ですが・・・。うーん。

全体的に高齢者の回答が目立ちます

最初に見たときは、単純に若年層がいないのは、なんだかんだでテストも実務も難しいし、普通に数自体がないのかなー、思いましたが。

うーん、どうかなー。

よくよく内容を見ると、コア層が回答しておらず時間に余裕のある方(年配層)が回答しているがゆえに、アンケート結果に偏りが生じている可能性は否めません。

あまり実態に基づいたアンケートではないかもしれませんね。

まとめ

このアンケート結果からわかること

  1. マンション管理士として活動している方はごくごく少数
  2. マンション管理士として活動している人も、多くは老後のセカンドライフとしてやってる方が多いのでは?(そして儲かってない)

ということくらいですね。
鵜呑みにしていいアンケート結果ではないような気はしますね~~。

ということで、サンプルが少なすぎてなんともいえねーな!というアンケート結果でした。

ABOUT ME
はじめちゃん!
はじめちゃん!
分譲マンションを管理する会社に勤めています。 資格:管理業務主任者/マンション管理士/宅地建物取引主任士/マンション維持修繕技術者/二級電気工事士/建築業計理士二級/二級建築士/1級船舶免許

POSTED COMMENT

  1. 器用人 より:

     マンション管理士は実地経験が物を言うので、高齢者の方が実際のマンション管理士としては適任になります。 合格者を悪く言う気はありませんが、マンションに住んだ事もない人がマンション管理士になっても、マンションの諸問題は解決できません。 マンション管理士も知名度が低すぎ、制度の求めるマンション管理士は少なすぎます。

  2. >器用人 さん
    根本的に、世の中に求められていない、ということかなとは思っています。
    何事もそうですが、資格に合格しただけでできることは少ないですね。

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