ガス給湯器が故障した際は、電源の抜き差しをすると良いかもしれません。
基盤の電源がリセットされて、また給湯器が動き出すことがあります。
方法を紹介します。
稀に、電源の抜き差しを行うことで、基盤等の部品が壊れてしまうことがあると聞いています。私は遭遇したことはありません、稀なことです。
なにか、微妙なバランスで動いていた電気関連の部品が、電源の抜き差しのショックでぱったりと壊れる、という話のようです。
そういった可能性もある、ということを認識していただいて、最終的には自己責任で実行をお願いします。
目次
ガス給湯器の電源の場所
ガス給湯器の「電源」とは、本体から伸びる電源コードです。
掃除機の電源を想像してください。
似たようなコードが、給湯器の本体からもでています。
給湯器の本体とは、↑のことです。
↑こちらは本体ではなくて『リモコン』と呼びます。
電源の抜き差しの方法
戸建て編
給湯器本体を探しましょう。ほとんどの場合、浴室の裏側に設置されていると思います。
探すのは、電源コンセントです。
○印で囲ったものです。見たことありませんか?
反時計回り(左回し)にねじると、抜くことが出来ます。その後、1分ほど待って、入れ直します。
入れる場合は、時計回し(右回し)にします。
1分待つ理由は、基盤関連のリセットを待っているからです。すぐに入れ直した場合は、リセットがかからない場合があります
マンション編
マンションの場合は、戸建てより少しややこしい場合があります。
給湯器の下をのぞきます。
線が3本出ていますね?
それぞれ、
- 台所用リモコン
- 浴室用リモコン
- 電源
用の配線です。
見た目にはどれがどれかわからないかもしれません。ひとまず、線をたどっていきましょう。配線が壁の中に入っているものは、リモコンの配線です。
たどった先に、コンセントがあれば当たりです。
当たりの写真をいくつかご紹介します。
マンションの場合は、簡単には見えないような場所にコンセントが設置されている場合があります。
奥の奥まで体を入れないといけなかったりするので、怪我にはご注意ください。軍手などをして、汚れても良い服で実行したほうが良いと思います。(ひっかけて服が破れてしまうことがあります、注意)
給湯器の下が囲われていた場合
給湯器本体の下側が、カバーで隠れている場合があります。
この場合、カバーを開ける必要があります。
マル印で囲った部分に、ネジがありますので、外してください。
このケースでは、この位置に電源がありました。
給湯器の場所や、電源の場所がわからない場合は?
電源の場所がわからなければ、給湯器への電源供給をストップしてしまいましょう。
具体的には、ブレーカーを落としてしまえばOKです。
ブレーカーは、洗面所やトイレの天井近くについていることが多いです。
ブレーカーを落とす、とは、↑の写真の『ツマミを下げる』ことです。強制的に、電源がカットされます。
↑の写真だと、左側の大きいのがメインのブレーカー。右側で小さく並んでいるのが、個別のブレーカーです。
個別のブレーカーを落とすことができればベストですが、どこから給湯器の電源をとっているのかわからない場合は、メインのブレーカーを落としてしまいましょう。
メインのブレーカーを落とした場合は、家中の電気すべてがカットされます。テレビやパソコン、ペット用(熱帯魚など)の電源も一時的にストップしますので、注意してください。
テレビの録画がストップするなど、影響はゼロではないはずなのでご家族への確認もあわせてされたほうが良いと思います。また、電源のストップにより、家電製品の時計の設定が初期化されるなどはあると思います。
家電製品の故障については極端に心配する必要はないかとは思いますが、稀に、急に電源を落としたことにより家電製品が壊れてしまったりすることがあるようです。地域停電とやっていることは同じであり現実にそう故障が発生する確率が高いわけではないとは思いますが、すみませんが、こちらは自己責任でお願いします。
濡れた手で触らないように注意
電源コードですから、抜いたりさしたりは、個人でやっても大丈夫です。掃除機のコードと同じように考えていただいて問題ありません。特別な資格も必要ありません。
ただし、屋外に設置されている機器ですから、雨や、ホコリなどで、思わない事故につながることがあるかもしれませんから、十分に注意はしてください。
電源の抜き差しで機械が壊れる?
年月が経った古い給湯器では、微妙なバランスで機械が動いていることがあるようです。
そんなときに、急に電源を抜いたり入れたりしたことで、『壊れてしまった!』というケースが稀にある、と聞いています。
リスクを排除するために、会社によっては、電源の抜き差しの案内を中止したところもあるようです。
そういった可能性も考慮に入れた上で、実行は自己責任でお願いします。
なぜ電源を抜き差しすると給湯器が動くようなるのか?
基盤関連にリセットがかかるから、です。
給湯器が故障して止まる、ということは、何らかの安全装置が動作しているものと思われます。
電源の抜き差し(オンオフ)によって一時的に回復したとしても、また同じような異常を検知してストップする可能性が高いです。
近い将来、動かなくなる可能性が高いことと、トラブルを回避するためにも、はやめに修理をされたほうがよいでしょうね。
本体はエラーを記憶しているので、データが無くなることはありません
給湯器本体では、過去のエラーを基盤で記憶しています。
ですので、電源をオフにしたことで「エラー番号がわからなくなった!」という場合でも、本体をチェックすればわかりますから安心してください。
とはいえ、「業者が現地で見る」と、「事前に伝えておく」とでは、修理のスムーズさは違います。
事前にエラー番号がわかっていれば、必要な部品を予め用意して訪問することができたり、修理金額をお伝えできたりします。
エラー番号を控えtから、修理の際は、エラー番号を控えた上で依頼されることをおすすめします。
まとめ
電源の抜きさしは、給湯器本体の電源を物理的に抜くことで実施します。
もし、本体の場所がわからない、または電源の場所がわからない、という場合は、ブレーカーを落としましょう。
いずれの場合も、電源を急に落としたことにより、給湯器や、家電製品が故障する可能性、または設定が初期化されてしまう可能性があるので注意してください。
給湯器の寿命は、目安としては、10年~15年程度です。
エラーがでて止まってしまうということは何らかの部品が劣化、故障していると思われます。
10年であればギリギリ修理を検討する年代、15年であれば交換を検討されたほうが、総合的にリスクは少ないと考えられます。他の部品が壊れてしまう可能性も高いですからね。
見積もりを取るなどして、修理と交換の比較をなさってください。
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