私が、資格勉強をする時にどのように思ったか。取得する為に何をして、なにが失敗だったのか。
そしてどのような結論にたどり着いたのか。
という話。
個人的なメモみたいなもんです。
体験記風。
「ああ、こういう人がいるんだなあ」というお話しですので、特に身になるような話はないと思います。
それでよければ。
あ、結構草を生やしているので、嫌いな方は読まないほうがいいかも。
まずは宅建!
たしか、24歳頃の話だったと思います。
当時は、全く宅建とは関係の無い仕事をしていました。
きっかけは、「宅建って、学校行けば2週間でとれるんだってよ」という、同僚との雑談でした。
(お? 2週間??)
難関資格と聞いていた割に、2週間??
なんだ、案外簡単なんだな・・・。とろっかな・・・。
それがきっかけでした。
今にして思えば、その程度のものだったんですよね。
勉強に1年かかった
「とりあえずやってみっか」
で、はじめました。
学校に行くという選択肢はありませんでした。
お金かかりますし、もったいないかなーって。
「2週間でとれる!」
といったところで。
それは「教えるプロ」が、「実務者に対して」コーチするからこその2週間なのであって。
やはりゼロからスタートの素人ではチンプンカンプンでした。
(実務経験なしの、ホントのゼロからなら、かなり頭いい人でも仕事しながらだと3か月は必要だと思いますよ。そりゃ、相当頭いい+時間が有り余ってる、ってなら別ですけど・・・)
また、この頃の私に、資格試験に受験するノウハウがありません。
勉強は、手探りからはじめました。
そして、今では、絶対にしてはいけないと言っている、「テキストを読む」事から始めました。
「まずは基礎だよね!」
とか言っていました。
テキストは、1冊読了するのに半年かかる
いやあ、マジで大変。
まず、本を10分読むと眠くなって、1時間くらいうたた寝します。
それから勉強スタート。
で、30分もしたら集中力がなくなって、勉強終了。
それなのに、テキストに書いてあることは理解できてないし、「とりあえず読むだけ」、という状態。
こんな生活が、半年くらい続きました。
1日に数ページしか進みません。ひどいときは、1ページも進まない。
ここで気が付いたことは、「本によって、書き方が違うので、理解度も変わるのでは?」という事。
「これは、1冊ではなく、たくさんの本を読んだ方が理解できるのでは?」
そう考えた私は、1冊読了した上、更にもう1冊、テキストを読む事にしました。
かなりうろ覚えですが、確か、テキストは「楽学シリーズ」と、もう一つ、なにか(忘れました)を読みました。
その時に感じたことは、「口語体で書かれたテキストの方がスラスラ読めるので、やりやすい」ということ。
個人差もあるとは思いますが、お堅い教科書風のアカデミックな物より、「へいへーい、勉強ガンバローぜー?」みたいな書き方の本のほうが読みやすかったことを覚えています。
この時の失敗は、以下の通り。
「テキストを読む」と、「理解力がつき」、「得点できるようになる」
と、思ってたこと。
これは間違いです。間違いなく間違いです。
これって、たぶん、義務教育の教え方をそのまま試験勉強に持ってきたからだと思うんですよね。
ほら、学校って、「予習する→授業で解説→宿題で実力をつける→テストで実力を確認する」ってするじゃないですか?
これ、完全に時間の無駄なんですよね。
本を読んでも、理解はできません。
・・・いえ、出来る方もいるかもしれません。
ですが、そういう人って、実務経験があるとか、法律関連の知識がもとからあるとか、そういう方だと思いますよ。
それか、すげー頭のいいひと。
戦略は、「宅建業法と民法は100点得点する、あとは鉛筆転がす」
今がどうなのかは知りませんが、私が受けた時は、「50問中、宅建業法が20点」くらいの出題量でした。
そして、宅建業法は、唯一、予備知識のない素人にも理解のできる、簡単な問題が多い単元でした。
(試験学校も宅建業法は得点源と言っています)
そして、当時の私にとっては、その他の場所はさっぱりわかりません。
建築基準法は存在すら初めて知りましたし、登記簿なんて見たこともありません。
ゴロ合わせで覚えろ、と言われても、ゴロで何を覚えているのかもわかってません。
ちんぷんかんぷんもいいところでしたので、テキストを読んでも全く理解できませんでした。
いや、本当にわからないのです。
本を読んでも、文字を追ってるだけ。何がなんだかわからない。
特に、私、「記憶すれば得点できる」という問題は超苦手。
というか、やらない傾向にあります。
「記憶する事」を無駄だと思っているので。
記憶すること自体を嫌がるんですよねw
ゴロ合わせも大っ嫌いです。
「その記憶になんか意味あるの?」と思ってます。
その点、民法、宅建業法は「理解すれば得点できる」という分野でしたから、とっつきやすかったです。
そして、私は思いました。
「民法、宅建業法を9割とれば、20点後半くらいとれるよね? 残り20点のうち、鉛筆を転がしても確立で1/4の5点は取れるでしょ? 残り5点は運で取ったら、受かる可能性あるよね」
「今回の受験で絶対受かるぞ!」 という気持ちは、最初から持っていません。
「50%くらいの確立で受かるなら、2年かけたら受かる可能性あるよね」
という気持ちです。
ギャンブルが好きなんだと思いますw
「負ける確率を上げて、勝つ確率を増やす」という弱者の戦い方は、嫌いじゃありませんw
1ヶ月前に方針転換「やれるだけのことはやる」
この状態で、半年ほどひたすら「民法と宅建業法のみ」を解き続けました。
そして、試験の1ヶ月前になったころには、民法と宅建業法は、ほぼ9割以上正解できるようになっていました。
そして、ようやく余裕が出てきた私は思いました。
「他のとこもちょっとくらいやっとくか」
今にして思えば、この判断が合格に導いた判断でした。
やってなかったら絶対受かってませんでしたw
試験前の1ヶ月は地獄でした。
平日は毎日、夜7時から12時まで。
休憩は食事、風呂の時間のみ。
休日は朝から晩までずっとやってました。
あと、仕事中も、さぼってずっと本読んでましたw
休日もほぼ休憩なしで問題を解いていましたが、ゲームだけはやってました。
確か、その時はモバゲーのカードゲームやってましたね。名前忘れましたw
ソシャゲ発展の最大の障害である、トレード機能が当時のソシャゲにはありましたので、トレードで錬金術してましたね。
ほとんどプレイはしないんですけど、お金はガンガン増えていく、みたいなw
ガラケーでやってました、懐かしいw
その時、「やってみると、案外と、全然知らないけど問題を解けば得点できるようになるな」という感覚がありました。
この感覚ってすっごい大事なんですけど、当時はそれがよくわかってなかったです。
小学校から刷り込まれた、「本を読んで勉強する」というスタイルしか、勉強の方法を知りませんでしたから。
宅建業法と民法以外は全くやってない状態から1ヶ月。
いかんせん、時間が足りませんw
勉強ずっとやってて、ふらっふらの状態でした。
宅建、テスト当日の話
テスト前日は夜9時ごろから布団に入って、朝8時に起床。
朝ごはんしっかり食べて、9時から12時まで最後の仕上げ。
パンをちょっとだけ食べて、13時から試験スタート、って感じだったと思います。
消化にエネルギー使わない、とか、最大に頭が動く時間に、とか考えてました。
このころから、「試験開始前の、誰もトイレにいかない時間帯に抜け出してトイレに行く」みたいなコスいことやってました。
(これは今もやってます、気持ちが落ち着くのでいいですよ)
問題用紙を配る時間って、待ってるだけじゃないですか?
あの時間って、テキストも開けないし時間の無駄なんですよね。
記憶は、時間と共に急激に抜け落ちていきますから、開始時間ぎりぎりまで詰めこむほうが有利なんですよね。
で、開始後(というかテスト用紙を配り終えたスキマ時間)にトイレに行く、みたいな。
「知識の不足は他のところでカバーして、合格する確率をあげる」、と思っていました。
狡猾ですよねw 自分で言うのもなんですが、コイツとは友達になりたくないです。
他にも、あんまりここでは言えないような事も、思いつく限りやってたような気がしますねw
宅建の勉強方法
テキストを読む、1問1問を解く。
確か、これだけだったと思います。
過去問もやらなかったはず。
それに、模擬問題集もやりませんでした。(というか存在を知りませんでした)
不確かな知識を入れるよりも、「確実に、100%点数をとれる知識だけをもつべきだ」と、当時思っていました。
ですので、多くの問題は解きませんでた。
1問1答だけ、1冊だけずっとやってました。
大間違いですけどね、これ。
今思えば、こんな効率悪いテスト勉強で良く受かったもんだなあ、と思います。
合格点は36点か、35点か、確かそのくらいだったと思います。
得点も、自己採点で確かそのくらい。
「出題ミスで、全員正解」みたいな選択肢が1つか2つかあったので、自己採点がよくわからなかった記憶があります。
まあ、当初の、「2年かけて合格する」プランは、狙い通り正常に働いていて、つまりボーダーラインでたまたま合格した、ってことなんだろうと思います。
初年度一発合格はただのラッキーですね。
それのおかげで転職もしてるので、値千金のラッキーだったとは思います。
二種電気工事士
翌年は、第二種電気工事士にトライしました。
が、まあ、あれは、「道具の名前知ってたら受かるテスト」でしたので、特に何も言う事はありませんw
実技のほうも、二週間ほどやれば落ちるようなテストじゃなかったですよ。
(ただし、テスト独特の決まりごともあるので、実技は、実務者でも対策してないと落ちますよ)
管理業務主任者試験のお勉強
宅建の翌年に電気工事士を受けたように思います。
ので、その翌年が管理業務主任者かなあ。
忘れちゃった。
もう合格証もどこにいったかわかんないです、正確には覚えてません。
管理業務主任者を受験する前に、フロントへ転職
秋頃に面接をしました。
面接では、キッパリと「宅建をもっているので、マンション管理の仕事についてはよく知っています!」と言い、「管理業務主任者の勉強をはじめています!合格間違いナシです!」と大きなクチを叩きました。
実際は、「管理業務主任者とマンション管理士の違いもよくわからない」状態でしたし、「管理業務主任者の勉強なんて、テキストすら持っていない」状態でした。
そんな私ですが、大きなクチが功を奏し、内定。
フロントに転職しました。
管理業務主任者の勉強期間は、約1ヶ月
この辺のスケジュールは良く覚えています。
10月に入社
10月はテキストを買って満足する
11月からそろそろ勉強しだす
12月頭に試験
10月は、勉強しませんでした。
愚か者となじってください。
というか、同僚たちも勉強してなかったんですよね。
で、慢心していました。
結果、1ヶ月しか時間が取れませんでしたw
勉強の方法は、宅建の失敗を踏まえて進化した(というか、ここで今の勉強方法が完成した)
とはいえ、11月になったら、イヨイヨヤバいと思い、勉強を始めました。
テキストを読む、ということはやめました。
無駄だと思った、というより、時間がなかったのでテキストを読む時間はないと判断したためです。
宅建の時の経験から、「1問1答は非常に役に立つ」と思っていました。
むしろ、「1問1答だけやればいい」とすら言っていました。
実際に、試験の2週間前までは、1問1答しかしませんでした。
楽学の1問1答でした。よく覚えています。
これについては、全ての問題を隅々まで繰り返し復習し、試験当日には100点取れるまで仕上げました。
宅建でやった民法の知識と、簿記の知識をもっていましたので、同僚たちよりも、アドバンテージはあったと思います。
過去問は、たぶんやっていません。
(あんまり覚えてないのですが、過去問は買ってなかったと思うんですよね)
そして、2週間前になって、「模擬問題」という存在を知りました。
その頃の私は、スマホになって、そしてアマゾンのヘビーユーザーでした。
(ちなみに、その頃はパズドラやってました。ホルスが輝いていた時代です)
アマゾンで、「管理業務主任者」を調べたら、模擬問題集がヒットした、という感じです。
「予想してくれるなら」と。確か、あるだけ全部買いました。
5冊くらいあったと思います。
結果的に5冊全部はやったと思いますが、時間の問題で「復習」は一切できませんでした。
解いて、答えを見る。
だけ。
(今にして思えば、復習自体は必要なかったと思います、基本的な知識を1問1答で得ていれば、復習せずとも十分知識は蓄積されていきますから)
時間もなかったので、50問全部解いてから答えを見るのではなく、1問解いてから、その答えを見る、という形で進めました。
でのすで、実際に「通しで何点取れるか」はやりませんでしたので、ちょっとよくわかっていない状態でした。
模擬問題集は、解き始めたころは30点くらいでしたが、5冊終えるころには、平均36点くらいだったと思います。
1冊クリアするごとに、メキメキと実力があがっていくことを実感しました。
ただ、それでも、問題によっては、30点くらいの時もありましたので、試験当日までとにかく焦っていました。
(U-CANの模擬問題は、とてもむつかしいうえに、解説がわかりにくかった記憶があります、合わなかったのかなあ)
そして迎えた、管理業務主任者 試験当日
試験は、拍子抜けするほど簡単でした。
2時間のテストのうち、1時間を切るくらいで全て解き終えます。
終わった時には、「これ満点とったは!!」と思うくらいの出来栄え。
見直しも必要ないように思いましたが、終了時間まで暇だったので、確か3周は解いたと思います。
簡単だったなー、これ平均点すっげー高いんじゃないか? 合格点40点越えもあるぞ。
というのが終わってからの感想でしたので、テストが終わり、同僚と合流した時、「簡単だったね」みたいな話をしたところ、全員が「時間内に解き終わらなかった」という返答。
温度差にビックリしました。
「どうせ受かってるし、結果が変わらないなら自己採点をしても無駄」と思い、もって帰った問題集も、すぐにゴミ箱に捨てました。
そしたら、翌日には、会社で試験を受けた全員が「自己採点は何点だったか」みたいな話をしていて、ここでも温度差にビックリ。
「お前は?」と聞かれても、してないので知りません。
その日、あわててゴミ箱から答案を回収しました。
結果は、確か42点か、そのくらいだったと思います。
無事合格しました。
管理業務主任者試験を受けて、この時学んだ勉強のコツ
テキストを読まないこと。これは、時短の必須条件。
1問1答は、基礎力をつけるうえで最高の教材。
模擬問題集は、「解いたことのない問題」に出会える。仕上げに最適。
その翌年、マンション管理士
管理会社って、「管理業務主任者」と「マンション管理士」の、資格者数を発表してるんですよね。
「我が社にはこれだけ資格者が在籍しているので、社員の質が高いですよ」って。
言いたいんですよね。
じゃあ、資格者を増やすためにどうするかというと、「資格を取ることに対してインセンティブを与える」事で解決します。
具体的には、「資格取得したらお金あげるよ」「資格者には給与補助出すよ」「資格者は昇格・昇給を優先するよ」と。
会社によってまちまちでしょうけれど、資格取得で、数万円程度がでる会社は非常に多いと思います。
私の会社もそうですので、「お金のために」と、マンション管理士を受ける事にしました。
マンション管理士、やったこと
宅建、管理業務主任者。
いずれも、ギリギリのラストスパートのつめこみで合格しました。
今年もこれはやっとられん、と思いましたので、かなり余裕をもって勉強を始めました。
9月くらいからやりはじめたはずです。
やったことは、
- 1問1答を解く
- 過去問をさらっと解く
- 模擬問題集を解く
という流れ。
ただし、ここで大きな誤算が。
1問1答が終わり、過去問を1回程度。
で、模擬問題に入ったのですが、模擬問題がめっちゃ簡単なんでよ。。
常に40点オーバー。
あと、この手の試験も3回目です。
いつのまにか、
「問題の答えは分からないのだけれど、正解の選択肢は分かる」
というニュータイプのカンが育っていました。(キュピューン)
何言ってるかわかります?
えっとね、問題を見ても、知らない問題なんですよ。理解も出来ない。
当然、正解は分からない。
でも、答えの選択肢は分かる。(そして当たってる)
そんな感じで40点オーバー。
模擬問題集も、何冊か買いましたが、途中でやる気をなくして、全部解き終わりませんでしたw
確かに、管理業務主任者にくらべて難しいんですよ。
「わからない」問題は多い。
でも、雰囲気で選んだ選択肢が当たっていて、点数はしっかり40点オーバー。
12月の試験なのですが、1ヶ月以上前にそんな状態でしたので、勉強のモチベーションも下がり、だらーっとしていました。
(早く勉強し過ぎるのも問題ですね・・・・)
しかも、管理業務主任者で5点免除でしたから、もう落ちる気がしなかったんですよ。
これ以上時間使うのって無駄じゃないか、と。
試験当日も、やっぱり、そんなにきちんと理解できたわけではありませんでした。
雰囲気で適当に選んで帰ってきました。
とはいえ、さすがに点数が心配になり、速報で答えあわせをしたところ、30点後半でした。
(5点免除なので、合計点数は40数点。わすれました、たぶんこれも42くらいだったと思うのですが・・・)
はあ、これで受かるもんだなあ、と思いました。
もっとも時間と手間をかけていないテストですね。
建設業経理士 二級
これも、別にあってもなくてもなんでもいいんですけど。
会社がお金くれるって言うので受けました。
私、学校で日商の簿記やってたんですよね。
日商簿記2級より簡単、という話を聞いていましたので、完全にナメきっていました。
1ヶ月くらい前から勉強を始めました。
が、びっくり。
めっちゃ難しい!
っていうか、「簿記をやっていた」と言っても、学生時代の話。
10年以上たった今では、「貸方って右だっけ?左側か??」というレベルに。
(ただ、これは未だによく覚えていないんですけどw)
「簿記の基礎的な知識はある」という程度になり果てた私は、仕分けから勉強を始めました。
やっぱり地獄でした。
毎日、12時まで勉強をしました。
建設業経理士 勉強方法
ここでも、一切のテキストの類は読みませんでした。(というか、テキストは買いませんでした)
ひたすら過去問題を解く。
簿記の場合、解けるかどうかは、「知っているか否か」です。
同じ問題を、2回くらいとけば、理解できるようになりました。
確か、全ての問題を解けるようになったのは、試験の前日の12時だったと記憶しています。
「ジャストwwww」
ってはしゃいでいました。
このころには、電卓の叩き間違いは「絶対に起こらない」状態。
やっぱり、慣れってすごいですね。
今では、必ず電卓の叩き間違えが起こって、計算が合いませんw
ちなみに、テストは、仕分けを1問間違えただけで、後は全て正解でした。
この時も、どうせ受かってるので自己採点なんてしたくなかったのですが、一緒に受けた会社の同僚が「どうしても解答が知りたい」というので、一生懸命2チャンネルで答えを拾いました。
(マイナーな試験過ぎて、速報を作ってる会社はなかったと思います)
マンション維持修繕技術者
これも、お金がもらえるので(以下略
ただ、この時期、プライベートが非常に忙しかったのと、試験自体がめんどくさくなっていた時期で、まったく勉強しませんでした。
というか、この試験、過去問題の解説本が出てないんですよねw
超マイナー資格。
ですので、個人で公開しているサイトで答えを見て、不確かな情報のまま問題をとかないといけません。
当時は、「かこもまにあ」というサイトが試験問題を独自解説してくれていましたが、今見たら鍵かかって見れなくなっていますね・・・。
(どっかほかあるんでしょうか?ないなら作ろうかな・・・すごい助かったんですよね。ないと私、受からなかったと思う。いまは、みんなどうやって勉強してるんだろ?)
まあ、とにかく、それで、初年度は勉強時間ゼロで挑みました。
試験会場に行くか行かないか、すっごい悩みましたw
結局、シッカリ落ちました、が、意外と、「合格点にちょっとだけ足りない」、程度までは取れていました。
(マジかよあと1週間勉強してたら受かってたわ)
と思った事を覚えています。
翌年、真面目に勉強して受かりました。
やってみてわかりましたが、この試験自体は、「無勉強で受ける」試験でもいいかもしれませんね。
大規模修繕工事にかかわる問題が確か多かった(はず)です。(うろおぼえですw)
それなりに、フロントとして、大規模修繕工事に関わっていれば答えられる問題もおおかったですので、試験に受かる受からないといいうことはともかくとして、腕試しで受けてみてもいいかもしれません。
ヘンな問題や、日本語がおかしい(本当に、国語力がないのか文章表現が日本語としてオカシイ)問題もありますが、建築面の知識があるフロントなら、勉強しなくても乗り切れると思います。
これに合格できるくらい知ってたら、あとは少々の経験があれば、お客さん対応はそれなりにできると思いますよ。
(というか、合格できないなら大規模には安易に口出さないほうがいいと思う)
2級建築士
この話はまあ、書き出すと、試験学校の愚痴になるんですけど・・・。
私、学校に行きました。
けど、学校はダメダメでした。
今まで培ってきた勉強方法が、「やっぱり正しかった」と言う事を改めて実感した1年でしたね。
ちなみに、学校では、定期的に効果測定の模試があるのですが、私、常に偏差値は60~70くらいでしたよ。
受験者3000人くらい。
そういうのもあるのでやる気にはなりましたが、過剰に勉強している(というかさせられている)感は抜けませんでしたね。
100点中60点とれれば合格するテストなので、「ちゃんと知らなくても」点数はそれなりに取れるんですよ。
あと、学校に行く、通学の時間も無駄でしたね。
通学に、往復2時間程度かかっていました。
(通学に30分、15分前に到着して準備、終わってからまた30分、それに前後時間のロスがあって約2時間)
何度も「家でやらしてくれ」と講師に掛け合いましたし、「筆記はいいから早く製図をやりたい」とも訴えました。
でもダメでした。
「学校が提供しているサービスのコースからは外れない方が合格できる」と・・・。
「自己責任でいい」と言いましたが、会社に報告すると言われれば、「うっ」となりました。
(お金出してもらってるんで、あんまり強く言えませんでしたw)
学校の授業は本当に非効率。学校には、いかない方が良い
とはいえ、授業、あんまり聞いてないんですけどね、私w
週に1回程度の授業があります。
13時から、18時くらいの長丁場です。
授業は、
ビデオ学習 ⇒ その日の模擬テスト ⇒ 受講生同士で、答えのチェック(回答の審議) ⇒ 回答が配られて答え合わせ
という流れで進みます。
(合間に、宿題がありましたから、本当に忙しい1年間でした)
授業は、ビデオ学習が無駄でした。
講師がペラペラしゃべるのを聞いたところで理解できるはずもなし。
というか、教科書に載っていることを解説されても意味ありませんよ。
だって、教科書に載っていることは、教科書を読めばわかるんですから。
何やってんの?って感じでした。
私は、ビデオ学習をBGMに、授業中はひたすら過去問といてました。
たまに、難しそうなことを言ってたら、顔を上げて聞きましたが・・・。
ちなみに、私が資格学校で得た知識の中で、「あ、これいいな」と思ったのは一つだけ。
「沖積層と洪積層だと、どっちの地層が弱いか」という問題。
「沖積層(ちゅうせきそう)は、注意(ちゅうい)しないといけないから、弱い」
と教えてもらいました。
「ああーwわかりやすいw」
はい、マジにこれだけです。
あとは、資格学校にいった価値って、何もありません。
問題集渡してくれただけのほうが、早く確実に終わってました。
それに、受講生同士での答えあわせタイムもくそったれでしたね。
わからないところを学生たちで輪になって検討、解決するのですが、これ、答えを渡されない状態でするんですよ。
だから、間違ってるのか、あってるのか、それがわからないままに話し合わないといけない。
話し合いの結果、「理解した」と、認識していいのかが分からない。
人の話す情報は、確実な知識じゃないですからね。だから、紙の知識が大切なんですよ。
(例え講師でも一緒ですよ、違うことを言ってる可能性や、間違って受け取ってる可能性ってありますからね)
これは、本当にお笑いでした。
もちろん、「人に教える(教わる)」ということは、価値ありますよ。
でも、それをするなら、1対1でするべきでした。
グループでするなら、喋らないやつは本当にしゃべらなくなってしまって、その時間が無駄なんですよ。
かわいそうです。
あと、チンプンカンプンなこと言い出す奴もいますし・・・。
コミュニケーションをとることで理解度が上がる人もいるのだろうとは理解できますが、私はそうではなかったかな・・・。
クラスメイトに仲間意識は、特にもってませんでしたしね。
冷たいのかなw
ただ、グループではなく、1対1なら、学習効率は上がっていたと思います。
それなら価値があるかな。
本当は、やりたくなかったですw 時間の無駄だと思ってましたから。
どうしてもやるなら講師を交えて検討会をして欲しかったですね・・・。
間違ってるなら指摘して修正しないと、どこまでも間違ったままになってしまいますから・・・。
効率悪いなーと思いましたが、学校側に訴えても「形式は変更しない」とのことでしたので、諦めて座談会だと思って、雑談に参加してました。
(何度も途中で帰ろうか、やめようか、と思いましたが、会社がお金出してましたので・・・)
あと、宿題システムもくそったれでした。
宿題を渡されるんですよね。
で、それをウェブで回答するんですよ。
問題は、ウェブでの正解率が70%を超えないと、回答が見れないんですよ。
アホ? わかんないこと考えてもわかんねーよ。
資格学校に問い合わせました。
答えなんてわかるわけねーから、最初から答えが欲しい ⇒ 教科書を見て回答してください ⇒ 探す時間が無駄だろ ⇒ この方式で毎年合格者を出している
という堂々巡りで、学校側との話が合いませんでした。
で、仕方ないので、宿題は、毎回全ての選択肢を1にして答えてました。
間違ったとこから2に変更、それでもだめなら3、って感じ。
今にして思えば、宿題しないって選択肢はなかったのかなーって感じですね。
(ただ、「宿題を提出しなかったら会社にチクる」みたいな脅され方したように思います・・・)
イライラしてきたのでこの辺でw
ちなみに、実際の試験での採点は、89/100くらい。
正確には忘れましたw 平均点は知りませんけど、50点くらいじゃないかな。たぶん。
25点満点×4教科あるテストなのですけれど、一番悪いので20点くらいだったかな。
ほぼ自慢になりますけど、私より点数取ってる人って、そうそういないと思いますよ。
資格学校のおかげでは全くありませんでしたけどねー。
二級建築士、試験のむつかしさ
大変でしたけど、それは学校に行くのが大変だっただけで、試験のレベル的には、それほど難しくないですね。
理解に時間のかかる、とっつきにくい問題も多いので、決して簡単ではありませんでしたが・・・。
合格ラインがとてつもなく低いっていうのは大きい。
60点で合格って、そんなの、相当わかってなくても取れる点数ですよ?
しかも、でてくる問題って、毎回ヒネリの無いドストレートな問題(というか全く同じ問題)しかないですからね。
問題の質でいえば、宅建のほうがよっぽど難しいですよ。
(とはいえ、これで合格ラインが70点ならはっきり難しいと言っていいと思います。範囲も広いし。やっぱり簡単なテストじゃないとは思います)
それに、建築基準法の辞書持ち込みOKですからね。
探せば答えが書いてある試験で、何を間違うのか?って感じです。
(自慢ではないようにみえて自慢なんですけど、法規は24/25でした。1問とれなかったことがちょっと残念)
で、製図落ちた
世話ないですよねw
でもまあ、これも、試験学校に言いたいこといっぱいあってw
製図試験って9月なんですよ。
で、筆記試験が7月なんですよ。
その2か月間で、製図試験の対策をするんですよ。
しかも、実際に開校するのは、7月末くらいだったと思います。
実質、2ヶ月無いんですよ。
もっと早くにやらせてくれって、だから俺は何度も言ったじゃんかよぅ・・・。
実務的には、竣工図をみて「フムフム」というレベルの知識しかないので、製図は大変でした。
木造の試験でしたし、実務経験は何一つ役に立ちませんでしたw
RCの設計なら多少はアドバンテージあったかもしれませんけど。
せめて、あと2週間あれば受かってたんだけどなー。
2ヶ月だと、「ギリギリ合格ライン」にもっていくので限界でした。
(ちなみに、試験では、「1階と2階、両方にトイレが必要」を見落としていて、図が完成してから1階にトイレを継ぎ足したところ、めちゃくちゃになって、たぶんそれで落ちましたw 練習不足で、問題のパターンがよくわかってないことが大きな要因でしたね、まあ言い訳ですけどw)
この件で学んだことは、「人の言うこと聞いてたら自分が損する」という事実。
資格学校のことなんて無視して、もっと前から製図の勉強始めるべきでした。
そして、自分の今までやってきた勉強方法は最良だ、という事も再認識。
二級建築士試験は、学校にいくべきか?
やる気があるなら不要だと思います。
独学で十分ですね。
YOUTUBEで、問題解説もありますし。
資格学校でも解説動画にアクセスできますが、私は手っ取り早くYOUTUBEで問題解説を見てましたねw
法規の勉強は、かなり動画が役に立ちましたよ。
資格学校ってなんやねん、って感じですよねw
勉強は、過去問だけでいいと思いますよ。
同じ問題ばっかり出ますから、出題の幅としてはめちゃくちゃ狭いです。
一言一句同じ問題とかも珍しくありません。
資格学校の作る問題の出題傾向が狭いために簡単すぎて、「本当にこんなに簡単なのか?実際はもっと難しいのでは??」という心理的な不安も助長して、過剰に勉強した面もあるんですよね・・・。
良し悪し、です。
製図については、資格学校にいく価値は、まあ、あると思います。
直接教えてもらわないと、とっつきにくいので。
ただ、資格学校の先生はダメダメでしたね。
下のような感じです。
勉強が始まった初日。
「じゃ、とりあえず書いて。わからなかったら声かけて」って言われるんですよ。
「何もかもわかんないんですけど、なにからしたらいいですか?」と聞いたこところ、「まずはトレース(複写)をしてね」と。
「いや、ですから、そのトレースの仕方がわからないのですが」と言えば、「人それぞれだからねえ」とのこと。
結局、教科書を見ながら四苦八苦。
お盆過ぎまでは、何もできてない状態でしたw
というか、教科書を見てやるんなら、家でやればよくない?って感じ。
「効率的な進め方」を教えてほしかったんですけどね・・・。
教師に、ポイントで教えてもらったこと自体は役に立ちましたが、その程度なら建築士の知り合いに聞けばいいですしね・・・。
結果、ほとんど役に立ちませんでした。
(私のやり方もまずかったのだろうとも思います。学校を活用されている方もいると思いますから。でも、私みたいな人って多いと思いますよ、あのやり方だと。あと、それで落ちちゃう人も多いと思いますよ)
とにかく、資格学校はあんまり私には合いませんでした。
だいたい、資格学校の考え方がダメなんですよね。
「人の倍やれば受かるよ」と、そんな馬鹿馬鹿しいことを真面目に言ってますから。
「人の半分の勉強時間で受からせるのがあなたたちの価値では?」と、小言を言っておきました。
改めて思い出すと、文句ばっかりですねw
素直じゃないんでしょうね、私w
おわり
そんな感じです。
ひとまず、取りたい資格はこれでなくなりました。
もう試験はやらないかな。
必要になったらとるかもですが。
そんな感じで、宅建や管理業務主任者などの、マークシート式の択一試験の勉強方法は、以下へどうぞw
[st-card id=1192]
おわりです。
おやすみなさい。