共用水栓の『鍵』はTOTOサイズは他と違う(小さい)ので、注意が必要ですよ!というお話です。
TOTOの鍵はこちらです。↓
共用水栓とは
マンションの共用水栓には、ハンドルが付いていない水栓が設置されていて、道具(鍵)がなければ水を出すことができません。これは、「誰にでも簡単に使われないように」という配慮です。
鍵付き共用水栓の実物
共用水栓、鍵の種類
写真上部の、ねじ巻きのような部品が鍵です。この鍵は、メーカーによって微妙にサイズが違います。見た目にはほとんどわからないような差なのですが、しかし、サイズが合う合わないで鍵が回らない、といった相性問題が発生しています。
ちなみに、ホームセンターでは、私の知る限り、SANEI(三栄製作所)の鍵しか販売されていないことが多く、また、販売担当の方もサイズ違いがあることを知らないことがあります。
「鍵のサイズが違うようだ、他の鍵がほしい」と言っても、うまく通じないかもしれません。
鍵の比較
鍵にはいくつかの種類がありますが、SANEIとTOTOの鍵を持っていればほぼ対応できると思います。
ちなみに、SNAEIの鍵をTOTOの水栓に使うと、新しいうちはギリギリ引っかかって回るのですが、古くなってくるとカドが取れてきて回らなくなります。(サイズ違いを使っていると、角を潰してしまいますのでよくありません、あった商品を購入したほうがよいです)
SANEI(三栄製作所)
よく販売されている鍵です。
内径は真四角ではなくて、少し角張っています。
↑このような形になっています。一番広いところが8.4ミリ、小さなところは7.4ミリ。角があるので、若干、サイズが違っても対応ができるようになっています。(TOTO製品には対応できませんが・・・)
カクダイ
内径の「約8(ミリ)」という大雑把な表記がなんとも言えないけれど、ちゃんと使えます。
TOTO
これが問題児。内径7ミリと、他のキーと比べて少しだけ小さい。この「少し」が大事で、これじゃないと合わない現場があります。鍵の種類が存在することを知らなくて、不便な思いをしながら他の鍵を使い続ける、というケースが多いですね。
鍵の比較
私は、SANEIのものとTOTOのものを常に持っています。
並べてみると、少しサイズが違うのがわかりますか?(左の経が小さいのがわかりますか?)
ここで紹介した以外にも、リクシルのもの、KVKのものなど、各社が鍵を販売しています。それぞれに微妙にサイズが違います。(私は持っていませんので比べたことはありません)
まとめ
ほとんど同じサイズなので、全部の鍵を購入する必要はありませんけれど、「うまく回らないな」という場合は、鍵のサイズに着目してください。私の経験では、TOTOの鍵が特殊(小さい)というケースが多かったです。
番外編:鍵がない場合は?
鍵はプライヤー等の工具で回せます。つまんで回してください。回しにくく、無理な力がかかって水栓を壊してしまうこともあるかもしれませんから注意していただきたいのですが、一度だけ、ということなら注意して使えば問題ないでしょう。
と、いうことを考える不届き者が世の中に多いようで、工具では簡単に開かないような商品も販売されています。開けるには首の長い専用鍵が必要になります。この手の商品はあまり流通していませんから、同時に鍵も流通していません。無断利用が多く困っているようなら、水栓本体の交換を検討されても良いかもしれませんね。
http://www.tiger-yagi.co.jp/item/5.html
散水栓の カップリングを購入したところサイズはG3/4 ですが直径2㎜程度小さく既存の水栓に会いません。既存の散水用水栓は40から50年前のものです。今は規格が統一されていますが当時はメーカーによて合わないサイズもあるのでしょうか?
おっしゃる通り、規格が違うのだろうとは思います。
が、ごめんなさい、見てみないと全然わからないです!
(あと返事おくれてごめなさい)
https://hi.takagi.co.jp/choice/?choice_id=3
こちらが参考になるのでは、と思います。
わからなけらb、メーカーさんに問い合わせると親身になって聞いてくれることが多いです。