ガムを取る方法です。
床の状態や、こびりついた場所によって方法を考える必要もありますが、多くの場合は「油で取れる」と思って良いかとは思います。
ガムを油で取る方法
ガムは油に溶けます。
この性質を利用して拭き取ります。
- ガムにキッチンペーパーをかぶせる
- キッチンペーパーの上から少量の油を垂らす
- キッチンペーパーで拭き取る
- 中性洗剤で油を拭き取る
- 水拭きで仕上げる
要するに「油でが、うを溶かして拭き取る」というお話なのですけれど、やっぱり注意点もあります。
雑巾につくと溶けたガムが取れない
ですから、キッチンペーパーがおすすめです。
ティッシュでも問題ありませんが、キッチンペーパーのほうが分厚いのでやりやすいです。
ボロ布(使い古した靴下など)を使うとそのまま捨てられて、かつ、強く拭き取りができるので結構おすすめです。
油は少量で
床についた油をあとで拭き取らないといけないので、少量でOKです。
具体的には、かぶせたキッチンペーパーのガムの部分が油で湿る程度。
ちょっとだけでOKです。
油が溶けていなくて拭き取れない場合は、あとで油を追加すればよいので。
油の種類はなんでもOK
ご家庭ですぐに用意できる油(サラダ油、オリーブ油など)でOKです。
他には、チョコレートや、マヨネーズ、ハンドクリームでも溶けます。
私は、仕事中に、マンションの掃除のためにガムを取りたい機会があるのですが、もちろん油は持ち歩いていません。なので、代わりにクレ556を利用します。
↑普通の缶より、二回りくらい?小さいサイズです。
手のひらサイズで持ち運びに便利です。
床に汚れが残らないよう注意!
ガムを油で溶かすので、ガムがドロドロになり、油も多少なりとも床に染み込みます。
変色などの劣化などには、重々ご注意ください。
床の材質として、
- ビニール系の床(マンションの廊下のシートなど)
- 屋外で利用されるタイル(磁器タイル、と呼ばれるタイル)
などは、油が染み込みにくいと思われますが・・・。
目立たない場所で試してみるなど、自衛に努めてください。
変色しないかどうかは、必ず、ご自身でご判断を!
ガムがなぜ油に溶けるのか?
ところで、なんでガムが油に溶けるのか?ですが、ガムに含まれる「酢酸ビニル樹脂」という成分が、油に溶けるからだそうです。
■ガムの原料
ガムの基礎剤(ベース)は人の体温で柔らかくなり、しかも唾液では溶けない素材で作られています。
- 植物性樹脂(チクルなど)
- 酢酸ビニル樹脂
- エステルガム
- ポリイソブチレン
油で溶ける酢酸ビニル樹脂が含まれています。
ちなみに、上記サイトでは、「油の他にも乳化作用によってガムは溶ける」という考察をされています。面白いです。
番外編:冷やして取る方法もある
ガムは、冷やすと固まります。
なので、「氷や冷却スプレーでガムを冷やして、ヘラでこそげ落とす」
という方法でもガムは取れます。
(ヘラで床を傷つけないように注意!!)
おわり
私の経験上、床にこびりついて時間が経過してしまったガムは、ちょっと冷やした程度じゃあどうしようもなく取れないのです。
なので、手っ取り早く油で掃除をしてしまうことが多いです。
車の中に、キッチンペーパーはおろか、ティッシュペーパーやトイレットペーパーもなくて、結局、雑巾を使っちゃうことも多いですね~。(そのまま捨てます、使えなくなるので・・・)
油を使って汚れがひどくなった!ということのないように、くれぐれも変色にはご注意くださいね~~!