長尺シート

床にこびりついたガムを取る掃除方法

ガムを取る方法です。

床の状態や、こびりついた場所によって方法を考える必要もありますが、多くの場合は「油で取れる」と思って良いかとは思います。

ガムを油で取る方法

ガムは油に溶けます。
この性質を利用して拭き取ります。

  1. ガムにキッチンペーパーをかぶせる
  2. キッチンペーパーの上から少量の油を垂らす
  3. キッチンペーパーで拭き取る
  4. 中性洗剤で油を拭き取る
  5. 水拭きで仕上げる

要するに「油でが、うを溶かして拭き取る」というお話なのですけれど、やっぱり注意点もあります。

雑巾につくと溶けたガムが取れない

ですから、キッチンペーパーがおすすめです。
ティッシュでも問題ありませんが、キッチンペーパーのほうが分厚いのでやりやすいです。

ボロ布(使い古した靴下など)を使うとそのまま捨てられて、かつ、強く拭き取りができるので結構おすすめです。

油は少量で

床についた油をあとで拭き取らないといけないので、少量でOKです。
具体的には、かぶせたキッチンペーパーのガムの部分が油で湿る程度。

ちょっとだけでOKです。
油が溶けていなくて拭き取れない場合は、あとで油を追加すればよいので。

油の種類はなんでもOK

ご家庭ですぐに用意できる油(サラダ油、オリーブ油など)でOKです。
他には、チョコレートや、マヨネーズ、ハンドクリームでも溶けます。

私は、仕事中に、マンションの掃除のためにガムを取りたい機会があるのですが、もちろん油は持ち歩いていません。なので、代わりにクレ556を利用します。

↑普通の缶より、二回りくらい?小さいサイズです。
手のひらサイズで持ち運びに便利です。

床に汚れが残らないよう注意!

ガムを油で溶かすので、ガムがドロドロになり、油も多少なりとも床に染み込みます。
変色などの劣化などには、重々ご注意ください。

床の材質として、

  • ビニール系の床(マンションの廊下のシートなど)
  • 屋外で利用されるタイル(磁器タイル、と呼ばれるタイル)

などは、油が染み込みにくいと思われますが・・・。
目立たない場所で試してみるなど、自衛に努めてください。

変色しないかどうかは、必ず、ご自身でご判断を!

ガムがなぜ油に溶けるのか?

ところで、なんでガムが油に溶けるのか?ですが、ガムに含まれる「酢酸ビニル樹脂」という成分が、油に溶けるからだそうです。

■ガムの原料

ガムの基礎剤(ベース)は人の体温で柔らかくなり、しかも唾液では溶けない素材で作られています。

  • 植物性樹脂(チクルなど)
  • 酢酸ビニル樹脂
  • エステルガム
  • ポリイソブチレン

油で溶ける酢酸ビニル樹脂が含まれています。

https://yaruzou.net/gum-chocolate-experiment より

ちなみに、上記サイトでは、「油の他にも乳化作用によってガムは溶ける」という考察をされています。面白いです。

番外編:冷やして取る方法もある

ガムは、冷やすと固まります。

なので、「氷や冷却スプレーでガムを冷やして、ヘラでこそげ落とす」

という方法でもガムは取れます。
(ヘラで床を傷つけないように注意!!)

おわり

私の経験上、床にこびりついて時間が経過してしまったガムは、ちょっと冷やした程度じゃあどうしようもなく取れないのです。

なので、手っ取り早く油で掃除をしてしまうことが多いです。

車の中に、キッチンペーパーはおろか、ティッシュペーパーやトイレットペーパーもなくて、結局、雑巾を使っちゃうことも多いですね~。(そのまま捨てます、使えなくなるので・・・)

 

油を使って汚れがひどくなった!ということのないように、くれぐれも変色にはご注意くださいね~~!

ABOUT ME
はじめちゃん!
はじめちゃん!
分譲マンションを管理する会社に勤めています。 資格:管理業務主任者/マンション管理士/宅地建物取引主任士/マンション維持修繕技術者/二級電気工事士/2級建設業経理士/二級建築士/1級船舶免許

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