分譲マンションでは、共同アンテナが屋上に設置されていることが多いです。
ですから、テレビを繋げばBS・SCが見れるケースが多いと思います。
しかし、
- 共同アンテナが設置されていない
- 設備が古く、希望するチャンネルが見れない
この場合、共同アンテナを設置（または更新する）か、自分でベランダにアンテナを設置しなければなりません。
共同アンテナ設備の新置は費用面から現実的ではありません。
更新も同じで、費用や工事も大掛かりなものになることが多く、意見をまとめるのに時間がかかるケースが多いです。簡単には話が進みません。
といったわけで、事実上、各自でベランダにアンテナを設置するのが手っ取り早い方法となります。
マンションのベランダでのBSCSアンテナ設置
分譲マンションでは、ベランダへのBSアンテナの設置が禁止されていることがあります。
禁止されている根拠は管理規約にあります。
マンションの管理規約を確認しよう
管理規約は、マンションを利用する上でのルールが記されたものです。
それぞれのマンションごとにルールは違いますから、各自で確認してみてください。
よくわからない場合は、管理会社さんに問い合わせされればよいかと思います。
管理規約で禁止されていないことが確認できた場合
設置に際して、特に問題はないと思われます。
リフォーム申請の規定があれば、申請を出して、許可が必要であれば許可を取り付けましょう。
ちなみに。
ベランダは、個人が使っていますが、本来は共用部分（住人が共同で所有する場所）です。
穴を開けるなど、好き勝手にして良いわけではありません。
工事については、
- 落下しないように注意すること
- ベランダは避難経路なので、避難のじゃまにならないような工事
などの配慮が必要です。
不安なら、業者さんに相談されたほうが無難かと思います。
管理規約で禁止されていた場合
管理規約で禁止されていた場合、ベランダへの設置は原則できません。
管理規約で禁止されている主な理由は、
- 景観上の問題
- 安全面への配慮
などが主な理由です。
ルール変更（管理規約の変更）は可能
管理規約の変更は可能ですが、一度決まっているものを変えようというので、なかなかパワーが必要かと思います。
詳しくは、管理組合の役員さんや、管理会社さんも交えて相談をしてみてください。
想定される条件としては、
- 全額自費で行うこと
- 安全面に配慮した適切な工事計画書の提出及び計画遵守の徹底
- 壁面に穴を開けないこと（エアコンスリーブから配線を室内へいれること）
- 事故等のトラブルがあった場合の責任の明確化と、自己責任での解決の誓約
- マンション全体の工事などで、一時的にアンテナが利用できなくなる可能性があることの承諾
- 将来的に、マンションでのルール変更があった場合は、無条件でアンテナを取り外すことの承諾
くらいでしょうか。
どういう理屈であれ、現状のルールを変えようとすることに対して大きな不安をもつ方も中にはいらっしゃいます。
一度、許可をしない方向で話がすすむと後から覆すのは難しいですから、慎重にすすめたいところではありますね。
衛星放送アンテナは、技術革新が激しく方向が定まりません。
当マンションは１５年前の新築当時からＣＳアンテナを設置しており、ベランダに不細工なＣＳアンテナ等はありません。 大規模修繕の際にもアンテナ問題はありませんでした。