マンションを買うときの注意点：給湯器の種類変更はできるのか

中古のマンションを買うときにご注意頂きたいこと。

給湯器編。

今回は、どんな給湯器がついてるのか確認してからマンションは買いましょう、という話題です。

部屋を選ぶときに給湯器ってみてますか？

部屋を選ぶときって、給湯器を見て選んでいますか？

立地条件とか、間取りとか、家賃とか。

家を選ぶとなると、大きな点を気にかけていても、給湯器まで気をかけていなくて、入居してから「追い炊きないじゃん！」ってなったりするものじゃないかあ、と思います。

賃貸はそれでもいいかもしれません。

家族構成がかわれば引っ越しもあり得るでしょうから。

でも、中古マンションを買ってみて「追い炊けないじゃん！」ってなったとしても、新規導入はお金をかけてもかなり難しいです。

同様に、「ガスの床暖房が欲しい」または、「ガスの浴室暖房器が欲しい」という場合も、高確率で追加設置はできません。

電気のものなら導入はできます。

ちなみに、追加設置が後からできない理由は、追い炊きシステムや、ガスの床暖房、浴室暖房機といった設備は、いずれもお湯を通す配管を室内に追加でいれなければならないからです。

配管を通すには穴が必要です。

マンションは壁に穴をあけられません。

結局、つけらんない、ってことが多いです。

マンションを買うときは、現時点での給湯設備は、機器が新しくなっても同じものを使うんだ、と思って買いましょうね！

マンションを買う時に給湯器を選ぶうえでの注意点

マンションの給湯器。

選ぶうえで見るべき点は一つだけです。（給湯器自体を買うときは別です、いろいろ選べます）

それは追い炊き機能があるかないか、それだけです。

追い炊き機能は２種類ある

一言で追い炊きといっても、「ポンプ循環」タイプと、「高温さし湯」タイプとの二種類があります。

「ポンプ循環」タイプ

現在もっとも普及しているシステム。

ポンプのちからでお湯を循環させ、浴槽のお湯を温めます。

追い炊きの時に、お湯が増えないというメリットがあります。

「高温さし湯」タイプ

10年ほど前に普及したタイプ。最近は新築では見かけません。

ポンプ循環と違い、お湯は循環しません。高温（60℃～80度くらい）のお湯を、浴槽へ継ぎ足すという方式の追い炊きです。

蛇口からお湯入れてるのと考え方は同じです、お湯が増えます。

ただ、このタイプ、お湯が循環しません。浴槽の汚れたお湯が配管を通らないので気分的に清潔です。

追い炊き注意点まとめ

どちらのタイプにも当てはまる事ですが、追い炊きはお湯を入れる事と比較するとガス代が高くつきます。

節約をするなら、追い炊きはしないことです。（追い炊きをせずに蛇口から高温のお湯をたせ、という意味ではなくて、ぱぱっとはいれ、という意味ですよ）

なお、追い炊きがついているかどうかは、「浴槽に銀色（もしくは白色）の丸いやつがついているかどうか」で見分ける事が出来ます。

↑こんなやつ。

ついてたら追い炊きが出来ます。

「ポンプ循環」か、「高温さし湯」か、どちらかを見分けるのは、一見しただけではちょっと難しいので、その点はできれば担当の方に聞いた方がいいです。それか、給湯器本体の型番から調べるか、です。

ちなみに、「高温さし湯」を「ポンプ循環」に変更することは、できません。

使っている配管の種類が違うからです。

追い炊きがある事のメリット

追い炊きがついている事のメリットは、もちろん追い炊きが出来るという事ですが、それ以上に、「ボタン一つで自動的にお湯をはれる」ということがメリットじゃないでしょうか？

蛇口から出すタイプは、どうしても一度浴室に入って蛇口をひねったうえ、時間を見計らって止めに行かなければなりません。

（設定した流量を出すと自動的にお湯がストップする機能をもたせた給湯器もありますが、結局、蛇口は開けたり閉めたりしないといけないです）

追い炊きはガス代が高いから使わないよ、という方でも、追い炊き機能が無いと「自動湯張り」機能もありません。

追い炊きはしなくても「自動湯張り」機能はあった方が楽でいいと思います。お父さんの仕事がボタン一つで終わります。

ちなみに、取り替えるときの価格差は、市場価格で約5万円程じゃないかなあ。

追い炊き有＝15万円～20万円。

追い炊きなし＝10万円くらい。

工事内容や条件にもよりけりですが、こんなもんかなー。

こんなけ書いといてなんですが、要するに、部屋を選ぶときは追い炊き付きがお勧めだよ！って話です。

はいおっぱっぴー。