このページは寄稿記事です。
今回は、「管理会社⇒他社⇒管理会社」という人生を歩む事となった方のお話です。
「マンション管理会社への転職」について、フロントの体験談を書いてもらいました!
マンションに携わる仕事も種々様々ですが、このページでは、「マンション管理会社の仕事=フロントの仕事」という認識でお願いします。
プライバシー等もあります。本筋には影響のない範囲で、ぼやかしたり、あやふやにしてもらっているところもありますので、「あれっ?」と思っても、そっとしておいてくださいませ。
目次
書いた人の自己紹介
はじめまして。はじめちゃんの元同僚です。
転職活動をしておりましたところ、「その話をブログに乗せてみようぜ!」的な話がはじめちゃんからありましたので、記事を作成させていただきました。
以下、私の経歴等々です!
基本スペック
- 年齢:30代前半
- マンション管理勤続年数:5年程度
- 嫁、子供あり
- はじめちゃんの元同僚
- 資格:管理業務主任者・宅地建物取引士・MOS・そろばん3級
職歴
- 大学卒
- ルート営業、約2年勤務(マンション管理の関係ではない仕事)
- マンション管理会社、約5年勤務
- 他部署へ異動し、約1年勤務
- 設備会社へ転職、約1年勤務
- マンション管理会社へ転職
マンション管理会社を辞めた理由
会社都合で望まない別部署に飛ばされて嫌気がさしたため。
正直自分の意志とは一切関係ない超パワーが働いていたためどうしようもなかったのですが、飛ばされるような話がなければ今もはじめちゃんと楽しく仕事をしていたと思います!
マンション管理会社に戻ろうと思った理由
- 自分でスケジュールが管理しやすい。
- 自分のペースで仕事ができる。
マンション管理の仕事は、良くも悪くも、自分が仕事しないと誰も助けてくれません。
会社のルールに背かなければ自分流の仕事ができるので自分の性に合っていました。
急な異動がなければ、今もはじめちゃんと一緒に働いていたくらいにはこの仕事は嫌いじゃないから!
あと、今の会社は部門長からのトップダウンで小間使いみたいな事しかしていなかったので仕事内容も面白くなければ自分のペースでも仕事ができない、上司からのパワハラも酷いため、こんな会社とっとと辞めよう!と思った次第です。
辞めてわかった、マンション管理会社の「いいところ」
- 自分のペースで仕事ができる
- いろんな人に会えること。
- 幅広い知識が得れる
自分のペースで仕事ができる
スケジュールも自分で決められる。
いろんな人に会えること。
いろんな人と出会うので多種多様な考え方を知ることができる点は良かったかなと思います。「この人クレイジーだなぁ」と思う人もいますが、味方になるとすっごい助けてくれるのでそういう人との繋がり的なことはいいところかもしれません。
幅広い知識が得れる
普通なら知らない裏側事情やくだらないことまで幅広く知っておいたほうがいい仕事なので、知識を「浅く広く」仕入れられる点は良かったです。
辞めてわかった、マンション管理会社の「いやなところ」
- 休日・夜間の電話
- クレーマーの対応
お盆だろうが年末年始だろうが夜中だろうが電話がかかってくることは嫌でしたね。
次の職場では安易に携帯の番号は教えないようにしようと考えています!まぁ、限度があるので完全シャットアウトは無理でしょうけど・・・。
転職先のマンション管理会社を選ぶにあたって気を付けたところ
- 給料(年収)
- 勤務場所
- フィニッシャーがあるか
給料(年収)
前に管理会社に勤めていた時くらいの給料はほしいなーと思っていたのと、今の仕事に代わって少し給料が減ったので年収ベースで希望額を確保したかったのです。
勤務場所
最終的に地元に帰ってくる予定があったので転勤したくないと考えていました。結局選んだところは転勤有りでしたが・・・。
フィニッシャーがあるか
はじめちゃんが重要って言ってたからさりげなく確認してみましたw
ちなみに今回受けたところにはすべて備え付けられていましたよw
マンション管理会社に転職活動をしてみて感じたこと
募集している大手から応募していき、面接できた会社3社、全てで内定がでました。
この仕事って結局どこに行ってもやり方は違えどやることは同じなので条件が良いところで選ぶが吉かなと考えていた次第です。
ですので、最終的には自宅から通いやすく給料が良いところ!になりました。
マンション管理会社、転職の面接で聞かれたこと
一般的な質問(自己PRとか)は割愛しますが、すべての会社に聞かれたことは、「今までの実務の中で一番大変だったこと」です。
いろいろありすぎて絞りきれないですよ~wと前置きをしながら、
- 住民の中に会社が嫌いな人がいて、仕事がやりづらい話
- 一般会計がショートした話(私のせいではないですよ!)
- 困った滞納者の対応
- 生活音トラブルの仲裁をした話 etc…
思い出話をしながら面接官も「わかるわかるー」って感じで和やかに聞いてもらった印象です。
というか、当たり障りのない質問のあとはそんな感じの話をして時間が来てしまう感じでした。
自分を物に例えると→潤滑油です!!とかの質問はなかったです。
あと、「休日に理事会総会あるけど平気?」とか、「家族はこの仕事するのに理解してくれてますか?」とか、仕事内容についての確認が多かったです。
ここら辺は即答で「はいっ!」と答えてました。とゆーか、正直わかりきったうえで応募しているので・・・ねっ!
フロントの給与
今回の転職活動で内定を3社頂きましたが、正直ネームバリュー=年収って感じでした。
次に行くところは400万円後半で、残りの2社は400万円前半くらいでした
すべて残業代コミコミでしたし、休日出勤は振休を取るようになっていました。
前の会社は休日手当が出ていたのでその点が残念ですが、前くらいの給料がもらえるので良しと考えています。
とはいえ、実際働かないとわからない暗黙のルール的なものもあるかとは思いますので不安がいっぱいな状態です。
まぁ、名の通った企業ですのでサービス残業の強要とかはないと思うんですが・・・
マンション管理会社への転職をおすすめする理由は?
自分の知っているマンション管理会社の仕事って、はじめちゃんと働いていた会社以外は知らないんですよね。だから、自分の経験則としてですが・・・
マンション管理の仕事は、スケジュールから何から何まで一人で組めるので、誰にも束縛されないから本当に楽なんですよ。
ぶっちゃけ今日は気が乗らないなぁ・・・急ぎの仕事がないから昼から休んじゃえ!とか平気で出来てたのでフリーダムバンザイです。(次が同じとは限りませんがw)
逆に、自分の仕事は自分ですべてこなさないといけないので誰も助けてくれません。漏水が起きて総会が迫ってようがなんだろうが自分一人で解決する必要もありました。でも、これって自分が前倒しで仕事できれば解決できてたじゃん?とか人のせいにできないので
次は同じ轍を踏まないぞ!という意識が強くなるので、それはそれでよかったです。何せ私はすぐ人のせいにするのでw
マンション管理会社に転職してみてわかったこと
この記事は元管理会社の社員が管理会社に出戻りするときのお話でしたが、活動をしてみて案外簡単に名の通った企業が内定を出すもんだなぁと思いました。
私の場合、転職回数もそこそこあって短期で職を変えているもんですから大手は厳しいだろうな・・・どこか拾ってくださいお願いします!的な気持ちで活動をし始めたのですが、案外引っかかるもんです。
特に面接まで行ってしまえば普通にコミュニケーションが取れるような人なら内定が出ると思いますよ。
もし、これから出戻りを考えておられるならば、自信を持って面接に臨めば絶対に結果もついてきますよ!
はじめさんのまとめ
せっかくなので書いて頂きました。
きっと知りたい方ってたくさんいると思うので。
経験者は引く手あまたっぽいですね!
聞くところによると、モノスゴイ安月給で働いている同業者さんもいるみたいなので、待遇に満足できないならありかもです。
いやあ、良く考えてみると、確かに。
この仕事、
- 新卒だと年齢的にちょっと厳しいものがある点。
- 戦力になるまで最低でも3年くらいはかかる点。
- そして年齢が高すぎると給与多待遇面で中途採用は厳しくなる点、とか。
いろいろと人事採用の背景を考えると、30歳前後という年齢に需要が集中しており、そして「資格者+実務経験者+面接で異常なし」だと、これは強力なアピールポイントなのだろうと頷けます。
(当然、面接官に「採用したい」と思わせなければこの結果はありません。彼の能力・人柄が良かったからこその結果であり、前述の条件面は面接官に合否をジャッジされるところまで進みやすくするためのカードでしかありません。念のため)
転職ってすごくストレスですし、特に家族がいれば、余計なリスクを負ってまで・・・って感じることも多いはずです。
安易に「転職イイヨー」と持ち上げるつもりはないのですけれど。
そういう道もあるんだな、という参考になれば。