訓練の一環として、消防署へ、通報訓練を行う事ができます。
今日は、「消防署へ通報訓練するときは、どんなことを伝えればいいのか」という話です。
一番良いのは、さっくり地域の消防署に確認することです。
「地域名+消防署」でネット検索すると、消防署の電話番号が(たぶん)でてきます。
ネットの情報なんて鵜呑みにしてないで、この手のことはプロに聞きましょう。
あと、以下にプロが書いてくださってるのが見つかったので一読くださいませ。
http://www.shima-area.or.jp/wp-content/uploads/2012/02/119%E7%95%AA%E8%A6%81%E9%A0%98.pdf
火災通報訓練の際に、伝える事
- これは通報訓練であり、実際の火事ではない旨
- 何が起こっているか(火事か、事故か)
- それはどこで起こっているのか(住所や、目印)
- 通報者は何者か
大ざっぱにこんなところ。
では、以下に、実際の会話形式で。
通報(火災)訓練の流れ
通報者 |
(局番なしの「119」へ電話をする) 消防訓練を行っています |
★ | ここから、訓練がはじまります。 |
消防 |
わかりました |
通報者 | 火災が発生しました |
消防 | 火災はどこで発生していますか |
通報者 | ●●市●●町●●マンション。 マンションは、●階建て、●●の北●メートルにあります 住所は、●●です |
消防 | あなたのお名前を教えてください |
通報者 | ●●マンション住人(管理人)の、●●です |
消防 | どこから出火していますか |
通報者 | ●階、●号室からです |
消防 | 火災状況はわかりますか |
通報者 | 延焼中で、黒煙があがっています 現在、住人による消火活動を行なっています |
消防 | その部屋には、何人の方がお住まいですか |
通報者 | ●人です。室内からの避難と救助が完了しています。 |
消防 | 消防設備は、何がありますか |
通報者 | 消火器と、屋内消火栓があります |
消防 |
はい、わかりました それでは、消火活動と共に、火災階、その直上階から優先して避難をしてください |
なんとなくですが、こんなイメージです。
「必要なこと」は、先方が聞いてくれるので、「聞かれたことに正確に答える」つもりで良いと思います。
なので、「受け答えに必要な情報は、頭の中に入れておく」、ってことが必要になります。
実際に火事があったら、マニュアルみて電話できるもんでもないでしょうし。
フロントならそれなりに受け答えできるでしょうけれど、マンションことを知らない状態でやってみたら、答えられなくて困るかも。
まぁ、全く用意せずやってみてもいいかもしれないですねー。
実体験のなかで、「困ってみてから考える」ってのもアリかもしれないです。
火事の時に悠長に準備なんてしてられませんし。
ちなみに、タイトルにはマンション編と書きましたが、戸建編はありません。
職場の防火管理者の経験から、消防訓練の際、計画書を作り、所轄の消防署へ持参し、打ち合わせしていました。 最初に「火事ですか救急ですか?」と聞かれまから、「訓練の火災です。」を2度繰り返すよう指導されました。 マンションでも新マンションの第1期理事長だったので、管理権原者と防火管理者が同一人のため、混乱はありませんでした。 その時は防火防犯担当理事に通報原稿を渡し、119番へ実際に電話しました。 当地では、訓練でなく119番へ電話をすると、110番へも連絡されパトカーも来ますし、大ごとなら、新聞記者も放送記者も来ます。 防火管理者も、役員が変わるごとに、役員で選任しなおし、消防署へ届け出ています。 第15期になっていますから、かなりの防火管理資格者がいます。