本ページの情報は、マンション管理新聞、2018年8月15日・25日合併分の情報の転載です。
マンション管理新聞の情報については、報道資料からの情報と思います。
本ページの最下部で元ソースっぽいものをご紹介します、できればそちらでもご確認ください。
故障関連
- 2018年6月18日の大阪北部地震で故障したエレベーターは、約800台
- 主な故障原因は、「ガイドレールからのガイドシューはずれ」と「ロープの破損」
停止関連
- 地震で、約6万6000台のエレーベターが停止した
- 6万6000台の停止したエレベーターのうち、地震時管制運転装置が設置されていたものは3万3000台
【参考】6万6000台の割合
調査は、日本エレベーター協会会員が保守管理を行うエレベーターが対象で、大阪・京都府、滋賀、兵庫、奈良県の約12万2000台から抽出。
約12万2000台のうち、6万6000台が停止しているので、およそ半数に相当するエレベーターが停止したことになる。
ちなみに、エレベーターは震度4程度の地震で停止。
故障の復旧
- 部品が故障したエレーベーター以外は、地震発生から2日以内に復旧
- 部品が破損したエレーベーターも、4日以内には大半が復旧していた
閉じ込め関連
- 閉じ込めは、339台で発生。
- 地震時管制運転装置が設置されていながら閉じ込めが発生したのは、155台。
【補足】地震時管制運転装置が設置されているのに閉じ込められる?
原因は、「震源地が近いためではないか」とのこと。
つまり、システムの動作前に地震がきて閉じ込められたのだろう、ということです。
システム的には、震源地からの距離があれば適切に装置は作動したものと思われます。詳しくは、下部に掲載のリンクにてご確認を。
※ただし、建物の分布状況は未調査。これから詳細な原因を調査するそうですので、不確定な情報です。
閉じ込め救出
- 閉じ込めからの救出は通報を受けてから、平均で80分。
- 約180分で、全体の9割程度が救出完了。
エレベーター復旧の優先順位
- 閉じ込められている場所【最優先】
- 病院など、弱者が利用する設備
- 公共設備
- 高層住宅(高さが概ね60メートル以上)
- 一般のマンションなど
参考リンクたち
資料
http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/house05_sg_000228.html
会議の議事録は以下で。
(ちょっと読みにくいので、上の資料だけでもいいような気はする)
審査会議事録 ※第26回(2018年8月3日)のデータが該当します。
http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s203_taisaku01.html
第196回国会 災害対策特別委員会 第8号(平成30年7月5日(木曜日)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/002219620180705008.htm
エレベーター停止は高齢化等が進み、死活問題になりかねません。 地震等大災害時や電力停止時に止まることを考えると「災害」の範疇に入ります」。 その際、参考になるのは非常時の備えです。 最低でも3日分の食料、飲料水等、トイレ等の雑排水を党委しておけば「自助」で何とかなります。