拝啓 時下ますます・・・。
ビジネス文書でよく見かけますね。
私、あまり使いません。
理由は、「なくても十分書面として意味が伝わるから」
今日はそんなお話です。
前提条件として、「時候の挨拶」は、ビジネス文書には必須
「時候の挨拶」とは何か。
という話になると長いので省略しますが、時候の挨拶とは、つまり丁寧さの「演出」であり、手紙特有の「ご挨拶」です。
「おはようございます」「こんにちは」のようなもので、それを手紙に当てはめると「拝啓」からはじまるわけです。
あいさつがないなんて失礼しちゃいます。
「ビジネス文書」には、時候の挨拶はかかせません。
マンションの案内書面ではどうか
しかし、マンションで使用する案内書面について考えてみると、時候の挨拶は「基本的には」不要だと思っています。
理由をあげると
- 文章が長くなり、体裁が悪くなる
- いつも同じ「拝啓時下ますます・・・」とくると芸がない
- 時候の挨拶はなくとも意味が通じる(書面としての価値は変わらない)
- 大人数に見せないといけないので、「わかりやすく!」がもっとも大切
案内書面は、通常、A4で作成します。
この際、できるだけ大きな字を選択する、ということが基本です。
できれば14ポイント以上は欲しいです。
(ジジババはエブリワン老眼だと思いましょう。通常使用する初期設定の10.5ポイントだとよく見えないので、悪気がなくとも小さい字の文章は放置されがちです)
また、文章を読むことは、けっこうエネルギーを使います。
14ポイント以下の文字数でなければ収まらないくらい長い文章は、ちゃんと読めたとしてもほとんどの人には「読んでもらえない」と認識したほうがいいと思います。
なんでかというと、長くて読むのめんどくさいから。
そして、大きい文字を選択すると行間もそれなりにとらないと見栄えが悪くなります。
となると、案外時候の挨拶を入れるスキマってなくなるんですよね。
そんな感じで、私は掲示物や、配布物には基本的に時候の挨拶はいれません。
時候の挨拶や体裁よりも「何を言いたいのか」そして、「どうしてほしいのか」が伝わることが大切だと思うからです。
とはいえ、「案内状」として、時候の挨拶がなくても『違和感のない程度には』文章として仕上げたいところですねー。