「プロジェクターで映画が見たい」
「でもホームシアターセットは高いし、どう設置していいのかもよくわからない」
そんなワガママを叶える商品があります。
popIn Aladdin(ポップインアラジン)です。

特におすすめの方
「寝室で映像作品を見たいけれど、テレビを置くスペースもないし工事もできなくてなんとなく諦めていた人」
です。全力でオススメ!!
目次
popIn Aladdin(ポップインアラジン)って?
皆さんのご自宅に天井の照明ってありますよね?

コレに、スピーカー、プロジェクターが追加され、一体となったスバラシー商品です。
popIn Aladdin(ポップインアラジン)の特徴
最大の特徴は、工事不要で、簡単にホームシアターが楽しめること。
何がスゴイって発想がサイコーです。
照明を設置するところにプロジェクターをもってくるわけなので、電気工事が不要です。
専門業者に頼まなくていいし、配線がごちゃごちゃすることもありません。
設置も簡単なので、引っ越しの多い方も安心。
ですから、賃貸でも容易に導入が可能です。
popIn Aladdin(ポップインアラジン)でできること
製品上、「ケーブルで映像をつなぐ」ことができません。
アプリケーションを通じて視聴します。
平成30年11月末現在、主な機能は、
- YouTube
- AbemaTV
- Amazonプライム・ビデオ
- Netflix
- Spotify
- TED
です。
詳しくは、公式ホームページ(https://aladdin.popin.cc/pages/original-contents/)にてご確認を。
平成30年11月にAmazonプライム・ビデオが追加されるなど、新コンテンツの追加には意欲的!
本体のOSはAndroidですから、システムのアップデートだけで、今後どんどん便利に、そしてどんどん新機能が拡張される可能性があります。
新しく開発された商品ですし、ここは、運営さんの今後に期待ってところですね。
popIn Aladdinの開発会社
popIn株式会社が発売しています。
popIn株式会社は、 2008年7月、東京大学情報理工学系研究科創造情報学専攻に所属する程涛の発明をもとに、株式会社東京大学エッジキャピタルの支援によって設立された東大発ベンチャーです。
ユーザーの意欲を解析し、最適なインターフェイスを提供することにより、情報のインテリジェント化し、インターネットの価値向上に寄与します。
2015年5⽉に中国の検索⼤⼿「Baidu(百度)」の⽇本法⼈バイドゥ株式会社と経営統合し100%⼦会社となっています。
日本に本社のある会社です。
popIn Aladdinの設置はめっちゃ簡単!
実際に設置にかかった時間は、30分程度でした。(梱包材の片付けを含めて)
その後、設定に30分程度かかり、合計1時間あれば使い始められました。
届いて当日に使えました!
全く迷うところもありませんでした、簡単です。
わかりやすく表現すると、『一般的な天井設置タイプの照明と、設置手順は全く同じ』という感覚でOKです。
popIn Aladdinの設置手順1.現在設置している照明を取り外す
『引掛シーリング』と呼ばれる部品を露出させます。

引掛シーリングの種類はいくつかあるのですが、ほとんどの場合、対応可能とは思います。
ご自宅の引掛シーリングが、以下のどれかであれば大丈夫です、一応確認はしておいてください。(日本の住宅であれば、おそらく大丈夫だとは思いますが・・・)

popIn Aladdinの設置ができない場合
天井がナナメになっていたり、引掛シーリングが天井に埋め込まれていたりしたら、設置できません。
安全のために、ガタつく場合はしっかり固定し直すなどの対応が必要です。
日本の住宅の場合ほとんど大丈夫だとは思いますが、念の為、ご確認はしておいてくださいませ。

popIn Aladdinの設置手順2.専用アダプターを取り付ける
『引掛シーリング』に専用アダプターを取り付けます。
「差し込んで回すだけ」なので簡単です。

popIn Aladdinの設置手順3.本体を取り付ける
設置は、「本体をアダプターに押しつけるだけ」です。

本体は4.9kg。私は「重い」とは全く感じませんでした。
『一般的な天井設置タイプの照明より多少重いカナ?程度』ですね。
設置の際は天井に向かって持ち上げないといけないのですが、特別な操作もいらず、押し込むだけ。(はまったらカチっと音がします)
本体を設置したあとは、配線を差し込みます。(差し込むだけなので特別な技量、資格は必要ありません)

popIn Aladdinの設置手順4.おわり!

このあとは、設定へと進みます。
【補足】クイックスタートガイドが同梱されているので安心
「クイックスタートガイド」なるポスターが同梱されています。
設置方法の解説は、A4サイズ×2枚です。シンプル。(設置が簡単なので)
おおよそ、設置から設定まで、迷うことはないと思います。

popIn Aladdin設定
電源をいれたあとは、音声と画面で使い方を教えてくれますので、指示通りにすればOK。
popIn Aladdin設定1.フォーカスの設定
「くっきり度」ですね。
ピントを合わせます。

popIn Aladdin設定2.台形歪みの補正
歪みがあれば、画面を「四角」に調整します。

映像を真正面に映せない場合は、注意が必要
本体は、手でクルクル回転させることができます。
ですから、本体の真正面に窓なんかがある場合でも、ナナメに出力可能です。
ただし、注意点があります。


少し右に出力しているのですが、映像が歪んでいるのがわかりますか?
歪んだ映像は、「台形補正」で調整が可能ですが、『画面を小さくする』方向で調整をしなければなりません。
具体的にはこう。

歪みの出た範囲から、『四角を切り取って表示させる』イメージです。
ですから、映像のサイズが小さくなってしまいます。
popIn Aladdin設定3.上下の位置調整
上下位置を調整します。
製品仕様上、『18度まで調整が可能』です。
では、それで「何センチ上下の調整ができるの?」については、スクリーンと本体との距離によります。
参考に、我が家は『スクリーン(壁)から、本体中心までの距離が130センチ』です。
(6畳~8畳程度の部屋で映す場合、似たような環境になると思います)
この状態で、一番上だと、天井から16センチ、一番下だと天井から40センチ。(24センチほど上下に調整できることになります)


部屋の使い方や環境にもよるでしょうが、正直、「もうちょっと下に移動できればよかったんだけどなー!!」というのは本音。
ベッドの上に座って見る分には問題ありませんが、床に座って見るには首が高いです・・・。
popIn Aladdinのスクリーン画面サイズ
スクリーンの画面サイズは、「本体とスクリーンの距離」によって変わることになります。
popIn Aladdinの設置位置は引掛シーリングの位置に固定されていますから、結果として、画面サイズは選べません。(当然、小さくすることは出来ますが、大きくすることは出来ません)

最大で120インチ(デカイ!)ですが、そのためには壁から3メートル離れる必要があります。
一般のご家庭で、『引掛シーリングから壁まで3メートルある部屋』という環境は少々特殊かな・・・。(リビングで長手方向に映すならいけるとは思いますが)
popIn Aladdinの音
正直よくわかんないので公式から引用します。
界中の音楽ファンが愛するHarman Kardonのスピーカーを搭載。プロジェクターの画面をオフにして、本体をBlueToothスピーカーとして利用できます。
スマートフォンのBluetoothで接続するだけで、お気に入りの音楽を思う存分楽しむことができます公式サイトより
Harman Kardon(ハーマンカードン)って?
オーディオの世界的権威であるシドニー・ハーマン博士により、1953年にアメリカ合衆国ニューヨーク州にて設立されました。以降半世紀以上の長きに渡り、オーディオ業界のリーディングカンパニーとして、エポックメイキングな製品を数多く輩出してきました。
現在は、カー及びホーム用エレクトロニクス製品にとどまらず、iPod用スピーカーなどのマルチメディア製品にも力をいれており、様々な分野で高い評価を得ています。メルセデス、BMW、ランドローバーを初めとする多くの高級車メーカーとのタイアップはその証しであり、世界的なオーディオブランドとしての地位をさらに確固たるものにしています。
そしてハーマンカードンは、JBLと同様、米国harman international社のグループ企業です。
そのメリットを最大限に活かしたシームレスな開発環境は、ハーマンカードンサウンドの根幹となっており、様々な分野へ高品位な製品を数多く発表しております。特に欧米ではホームオーディオブランドとしての評価も高く、JBLと双璧をなすオーディオブランドとして、世界中のファンに支持されています。
popIn Aladdinを使ってみた感想(サウンド)
スピーカーが背面に設置されているようです。
本体の真下だと、壁に反響した音が背後から聞こえることになるので、なんだか違和感。
不満足というわけではありませんでしたが。(しばらくして、慣れれば気にならなくなりました)
本体の後方で視聴すると、よりクリアに聞こえます。
販促画像(下記画像)の環境だと、枕の位置くらいで見るのが良いと感じました。
寝室で使うなら、「壁にもたれて見る」くらいでちょうどいいくらいかな、と思います。

popIn Aladdinの音質(個人的な感想)
私が音質に対してこだわりがないのでさっぱりですが、それでも「専用スピーカー並みにめっちゃいい!」というわけではありませんでした。
「映画館のような迫力サウンドを望む」というにはやや物足りないですね。
ただし。
個人的には、全く不満足はありませんでした。
テレビよりはいいのかなー?? くらいです。
かといって、「音が悪い!」という点は全くなし。
妥協するというより、「こんなもんでしょ」って感覚でした。
日常、普通のテレビで満足されている方であればなんの不満もないと思います。
「カンタン設置」が売りの製品ですし、この点については受け入れるべきだと私は思いました。
popIn Aladdinの映像
製品スペック
投写方式 | 単板DLP™方式 |
---|---|
表示素子 | WXGA(1280×800) 0.45型DMD™パネル |
明るさ | 700 ANSI ルーメン |
光源 | RGB LED |
私が気になったのは、表示素子です。
こえrはいわゆる解像度のこと、なのでしょうが。
映像を見る前は、「フルHD画質(1920×1080ピクセル)がほしかったなー」と思っていましたが、実際に見てみると、別に悪くはありませんでした。
若干、黒色の表現が薄いかなー、という気はしましたが、使用感的には特に不満足はありませんでした。
ただし、これは、私が映像にこだわりがないからだとは思います。
映画はDVD(720×480ピクセル)でも楽しめるタイプなので。
当然、見る人が見れば、いろいろと感じるところもあるとは思います。
また、横にフルHDや4K画質のディスプレイを慣れべて比較すると、違いは感じるのかもしれません。
popIn Aladdinを使ってみた感想(映像)
やはり、というべきか。
ビニールクロスに直接投影した場合、クロスのブツブツが邪魔してクリアに写りません。
スクリーンは必須です。
画鋲なんかで設置できる、「簡単にはがせるタイプ」も市販されていますから、合わせてご購入いただければ。
我が家では、「とりあえず」ということで、紙を貼り付けて映像を確認しました。
(コピー用紙をホッチキスで止めただけデス)

ブツブツがあるので、ボスの表情がよく見えません。

ブツブツがないと、ボスのダンスもクリアに映ります。
こうしてみると、画質の問題であんまり違いがわからないですが、、、笑
貼ったあとの画像、左下がブツブツしているのがわかりますか?
わからないですか? ええ、私にもわかりません。
ただ、実物は大違いでした。
いずれにせよ、スクリーンでも紙でもなんでもかまわないので、「ツルッとした」面に映さないとないときちんと見えません。
購入される際は、なにかしらの対策込みで考えてくださいませ。
popIn Aladdinのライト
公式スペック
適用畳数 | ~8畳 |
---|---|
器具光束 | 3800lm, 6段階調光 |
光色 | 2800K~6000K , 6段階調色 |
演色性 | Ra 80 |
設計寿命 | 20000時間 |
設計寿命がやけに短い理由は謎(LEDの寿命は40000時間程度が一般的)ですが、それを除けば照明としてのスペックは「普通」の一言。
というか、1万円以下の製品と遜色ありません。
例えば、4500円程度で販売されているこんなやつとほぼ同等。
明るさは「3800lm」なので、8畳程度が目安です。もうちょっと明るくしてほしかったかな、、、というのは素直な感想。
が、寝室で利用することがメインであれば、10畳でも12畳でも実際の問題はないかとは思います。どうせ全開で明るくする場面はありませんし。(ただし、本を読むなら、補助ライトが必要かもです)
もちろん調光も出来ますよ~。

ライトで気になった点
寝室で使うなら、照明としては特に問題はないのかなー、とは思っていたのですが、使っていて、1点だけ気になりました。
それが、常夜灯(いわゆる豆球)がやけに明るいこと。
我が家では、夫婦が一緒の寝室です。
どちらかが先に寝る場合、常夜灯モードにしているのですが、、、
というまさかの事態に。
感覚として、「目をつむってもまぶたの上から明るさを感じるレベル」です。ちょっと、、、なんでや!ってなりました。(私は真っ暗じゃないと寝られないタイプです)
具体的な明るさを計測する機械は持っていないので客観的にお伝えは出来ないのですが、これはなー、ないなー、と思いました。
常夜灯として使わないなら気にならないでしょうが、寝室で使う方は要注意です。
~1週間使っての追記~
映画を見るときは、常夜灯モードでみるとちょっと明るくて「ちょうどいい」です。
もう1段階、暗くなるモードがあればいいのになー。
popIn Aladdin使ってみての総括
本機は、総じて、「カンタン」であることに全力で注力した商品、と感じました。
プロジェクターとしての性能、スピーカーとしての性能、LED照明。
どれをとっても、「1級品」というわけではありません。(失礼な話でスミマセン)
なので、「最高の環境で映像作品が見たい!」というニーズには合致しそうにありません。
しかし、
- 面倒な配線工事が必要ないこと。
- OSがインストールされているので、カンタンにアマゾンプライムビデオやネットフィリックスといった映像コンテンツが楽しめること
- それほど高くない価格であること
といった特徴は、どれもこれも、すごく「楽」です。
私の場合、「寝室で映像作品を見れる」というのは憧れでもあったので、製品そのものには大いに満足しています。
79,800円の価格ですから、めちゃくちゃ安い、というわけではないですから「万人におすすめできる」という商品ではなさそうですが、「手軽さ」を考えればこれは良いな、と。
例えば、寝室にテレビを設置しようとした場合、配線を伸ばしたり、設置場所に悩んだりしませんか?
壁に設置する場合は強度が心配ですよね?
テレビではなくプロジェクターを壁に設置しようとしても、やっぱり電源配線、映像配線は必要です。コードがプラプラ、ではなく、ちゃんとコードを隠して工事をしようとすると、素人ではできません。業者に依頼すると、3万円~5万円ほどします。
賃貸の場合、壁に穴を開けられませんし、設置も難しいです。
6畳程度の寝室だと、夫婦2人分のベットをおけばテレビをおくスペース的な余裕はないですからねー。
なので、
「寝室で映像作品を見たいけれど、テレビを置くスペースもないし工事もできなくてなんとなく諦めていた人」
には、全力でおすすめできます。
工事がないので、配線がキレイに設置できることも強みです。