私の会社であった出来事です。
私は、今の会社に入社した時、あまりの業務量の多さに驚きました。
というか、根本の問題は、『社員の教育体制が整っていない』ことだったのですが、まあそのあたりはまた別の時に。
慣れた今からすれば、『3時間で完了する』仕事でも、入社当時の私にとっては『1週間かかっても終わらない』仕事だったりしたのです。※総会や理事会の資料がそれに該当します。
当然、終業時刻内に事務処理が終わりません。
が、途中入社であった私に(まあここでは言うべきではないいろんな背景もありまして)文句は言えませんでした。
入社して1年くらいは、時期によっては深夜12時まで仕事をしていたこともありましたし、それでなくても退社は平均21時ごろでした。
当時、思っていたことは、『3年は我慢しよう』です。
そして、時は流れ。
“自分に対して”約束していた3年が経ちました。
3年間、一生懸命 ガンバりました。
社内ルールの効率化の推進や、自分ルールの徹底。
事務効率のアップは、できるところまで推進。
同時に、3年という時間は、単純に私のスキルを向上させました。
そして、どっちかっていうと暇になっていました。
(あ、あれ??)
「3年たったら言う」という自分への約束。
しかし、それを破るわけにはいきません。
というか、苦しい思いをして耐え忍んだあの時間。それに納得いっていなかった思いが、ずっとくすぶっていたのです。
今思うとこう、くすぶっていたというか、ずっと燃えてたんだと思いますバーニング。
言いたくて言いたくて仕方がない私。
「時間外に掃除とか研修でてるのに、残業手当がつかんのはおかしいっすよ」
言いました。社長に直接。
そのころには、時間外労働はそもそもほとんどしていなかったので、気になっていたのはこういう不満でした。
その結果、それはもう、社内を巻き込む大騒動に発展しました。
社内では、「あいつやべぇ」といううわさが飛び交いました。
そして言われたびっくりする結論
上司「出さん、ってさ」
ボク「!!!」
この辺は法令のやかましい話もからんでくるのでここでは言及しませんが、結論としてはそうでした。まあ、行事は自由参加ということで。
というか、その結論をもってきたのは上司で、社長から直接きけなかったことが一番気に入りませんでした。
自分が言いたくないことを人に言わすんじゃねぇよ。
「じゃあ辞めます」という言葉を即答で吐き出しかけましたが、ぐっと飲みこみました。オトナなので。でもその代わりにいつ辞めようかなーと考えていました。
ちなみに、私の発言とはまったく関係ない超法規的なパワーでもって、今はそういう理不尽はなくなりました。辞め損ねた。
同時に、時間外労働についても話し合われた!
文句言ったきっかけで、時間外労働について、あらためて社内で検討の場が設けられました。
というか、検討すること自体、それはどう考えてもおかしい(出さないという選択肢はない)のですが、まあ、とにかく設けられました。
そこで主に話し合われたのは、
『時間外にまで残った事務処理について、それに対して残業代を出すか否か』
という一点。
(出さないという選択肢はあるのか?)
と思っていましたが、いえいえ、みんなの話を聞くと、むしろそれは少数派。
社畜たちは口々に言います。
「時間内に終わらんのはそもそもそいつの能力不足では?」
「時間管理スキルが足らんもんを会社に請求するの?」
「それをやりだしたらきりがなくない?」
ボク(ぶっちゃけそれはどうでもいいや)
そんなわけで、出された結論は、『上司の許可制』。
上司のハンコがあれば残業代を出しますよ、ということに。
(まあこれは昔からそうなんですけど・・・)
ただし、『普通にちょっと残ったくらいでつけるのってどうなの?』という話は延々と続いていました。
社畜根性が染みついています。
新人フロントマン(というか新卒の方)へ伝えたいこと
会社はすべてではありません。
同時に、社会がすべてでもありません。
しかし、当たり前に日常を日常とするならば社会に属することは欠かせず、そして社会へ手っ取り早く接続する手段は会社に所属することです。
いまもって日本の社会は、企業に勤めることが当たり前かつ常識であり、そして、経営者だけでなく、従業員側も『終身雇用』というぬるま湯につかっているのが現状ではないかと思います。
まあ、一生懸命勉強して、かしこい大学に進学して、最終的に大企業で腐っていくっていうのもどうかと思いますが・・・。
時間外労働がはびこる原因の一端は、残念ながら従業員側にも確実にありますし、そしてそれは日本社会全体の『常識』にも結びついています。
私が他人の過労死や、時間外労働手当を支給されていないことの不利益についてとやかく言うつもりはありません。
(そもそも、時間外労働が悪いとも思っていません。私は嫌だ、というだけで)
しかし、『自分にとって何が最善か』を見極め、自身が選び取る将来に意義と意味を、そして同時に責任を見出してほしいとは思います。
どちらかというと、マンション管理の業界は厳しく、人の入れ替わりも激しいと言われてはいます。まあ、一部では実際にその通りで、定着率のすさまじく低い会社もあります。
が、だからこそ(主に訴訟リスクを恐れて)コンプライアンスを重視する会社もあります。
主任クラスの担当する理事会、総会は、月のうち5~10件程度。(会社の方針や担当マンションによると思いますが、複数の方に話聞いたところではこんなもんでした、全国がそうかはわかりません)
この仕事量だと、私は慣れるのに3年かかり、今では時間外労働ほぼゼロです。
あと、ついでにいえば有給も100%消化です。(20日近くも休むの結構大変デス)
もし、時間外労働にあえいでいるのであれば、今の環境を考え、自分がどの程度までなら成長できるのかも見据えて、人生プランは設計するということも考えてみませんか?
この仕事、手の早い人は本当に早いです。
今は大変でも、3年たったら「あ、暇」と思うようになっているかもしれません。
そうですね
いろいろあります
適材適所(ちょっと違うかな)
天職かな?
;;;;;暑い(~o~)
わらわら(*^_^*)