『マンション管理』のことなどについて。筆者はフロントマンだよ。

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マンション雑記

マンション管理員さんはナゼ高齢者ばっかりなの?年齢制限でもあるの?という話

投稿日:2017年2月15日 更新日:

管理会社はおじいちゃんを、「管理員」として雇用します。
これにはいくつかの理由があるのですが、最大の理由は、

「おやすく雇用できるから♪」

というミもフタもないもの。

 

今日は管理員さんがなんでおじいちゃんばっかりなのか、そんなお話。

 

高齢者を雇用するメリットを挙げてみる

  • 人件費が安くても雇用できる
  • 勤務時間が短くても雇用できる
  • 高齢者雇用に対して、助成金が支出される
  • 人生の経験値という見えないパロメーターに期待

というところでしょうか。

基本、仮員さんはパート雇用を行います。正社員では雇いませんし、雇えません。
(住み込み管理員はまた別ですが、遠からず将来絶滅するでしょうからここでは無視します)

この場合、時給は学生バイトと変わりません。

また、労働時間も1ヶ月で100時間を超えないくらいの時間ですから、一か月の給与は10万円に届きません。
そのため、そもそも家庭のある現役世代の方の雇用はできないのです。
(会社がその方の生活を保障できないから)

そういう理由で、管理員さんは、基本は60歳以上70歳以下。

最近は元気な方が多いので、年齢の上限はどうかな? という感じはあるものの、一般的にはこの年齢の方が勤務されています。

 

以下、ポイントを簡単にご説明。

 

 

管理員派遣における管理業者の利益

通常、マンションの管理業者は、「管理員業務費」という名目でマンションよりお金を頂いて、そのお金の中から管理員さんを雇用します。
管理組合が業者に支払う費用は、1時間あたり1200円~1500円くらいが相場かな。 ※もちろん地域・業務内容にもよりますよ。

管理業者は、頂いたお金から管理員を雇い、教育し、制服を与え、交通費を負担し、管理員が休暇を取得する場合(有給休暇・忌引きなど)は代理の者を派遣し、と、やりくりしなければなりません。
簡単に、1週間に3日、9時~17時まで派遣した場合で計算してみましょう。

管理員業務におけるマンション管理業者の利益

仮に、管理員業務費を1300円、管理員の時給を900円とした場合。

【イメージ図】

◆1ヶ月あたりの派遣時間
7時間×週3回×1ヶ月4週間=84時間

◆管理員業務費の粗利
A)84時間×1300円=109,200円
B)84時間×900円=75,600円

A-B=33,600円。

1ヶ月の粗利益は33,600円。ここから、交通費が平均として10,000円かかると仮定。
管理会社の儲けは、1ヶ月で約20,000円というなかなかの厳しさ。
そこかから休暇をあたえたり、その際に代理派遣したり、定期的な教育制度も含めると、利益はあってないようなもの。

相場の中でやりくりをしようとすると、正社員並みのお給金では到底派遣できません。
つまり、現役世代の方に社会的な生活を営んで頂けるだけのお給金は、そもそも払えないのです。

なお、保険等の問題から、フルタイム(1日7時間×週5日)というかたちでの雇用はあまり行われません。
それならば、1日7時間×週2日ないしは3日を2人雇い、交代で勤務してもらう事になります。
(ここは会社によるので探せばあると思いますが)

 

高齢者を雇用するメリット

いくつかの点で、高齢者を雇用するメリットがあります。

一つ目は、高齢者を雇用すると、助成金が支給されること。(わりかし大きなお金ですよ)

二つ目は、マンション管理員業務において、最も重要な部分は、「顧客対応」であること。そのため、人生経験豊富な高齢者はうってつけである、という点。

 

一つ目はいいですよね。要するに高齢者を雇うと会社も儲かるので積極的に雇用しています。

二つ目の「顧客対応」、これは少し言葉のあや的な部分もあるのですが。
誤解を恐れながら言うと、「若い人の言う事より年寄の言う事の方が言葉に重みがある」、ということ。

豊富な人生経験に期待して、等という部分は確かにあります。
老練な人生の先達に教わる事も多い。

しかし、翻って、それならばフロントマンも高齢者がすればいいじゃないかという話にしかならないので、この部分はまあ詭弁だと思っています。

99%は、『高齢者でなければ金銭的な面で折り合いがつかないから』 というところが、企業側、そしてマンション側にとっても真実。

 

その上で、若いころにいろいろなことを経験してきて、いい加減カドも取れてきた方が、穏やかに緩やかにそして強かに顧客(と、あとフロントマン)をまとめ上げる。
そういう姿がうまくマッチしたが故の、「管理員さんはおじいちゃんが多い」ってとこなのかな、と。

 

 

管理業者のフロントマンが管理員さん希望者に求める事

一言でいうと「一般常識」です。

挨拶するとか、約束を守るとか、ホウレンソウよろしくね、とか、そういう事です。

特別なスキルの求められる仕事ではありません。
もし、面接行く方がここみていらっしゃったら、それほど気負わず面接に行って頂ければ。

というか、事前に勉強しようとしてもいろいろありすぎて何をすればいいのかわかんないでしょうし。
入社すれば会社から業務マニュアルがもらえるでしょうから、そっちを見た方がいいのでは、という感じではあります。

(マンション管理士などのテキスト見て勉強するのもいいですが、現場を知らない知識は結構危ういんですよね・・・)

それでも、しいて何か、という事であれば、家の掃除をしてください。
で、奥さんに聞いて下さい。

「今日の掃除、100点だったでしょ?」

きっと、誰に何を聞くよりためになること教えてくれます。

 

 

おまけ 面接のときに言ってほしい事

受け付けの方がお茶を出してくれたら、

「ありがとう」そして「ごちそうさまでした」

 

できないひとはできません。

そういう方は、面接に通らないどころか、そもそもこの仕事に向いていないのでおやめになったほうがよろしいと思います。

きっと、面接に受かったとしても、ストレスがたまって続かないと思います。

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