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【新人マンションフロントマン向け】マンションの現場チェックで注意するポイント

投稿日:2017年5月13日 更新日:

マンションのチェック。

経験を重ねるにつれ、実際にマンションに訪問し、状況を事細かにチェックして・・・、ということは、どんどん回数が減っていきます。

中堅どころまで成長すると、「何もないけど、ちょっくら現場確認しとくか」なんてことは、ほとんどできません。(何かのついでにチェックはしていますが)

トラブルがあった際も、一次報告を聞いて状況がわかる程度であれば、管理員さん任せ、設備担当者任せ、業者さん任せ、ということも多々あります。

(管理員サイドから見ると、「さぼっている」ように見えるとは聞きますが、どちらかというと、それは管理員に対する信頼の証だと思っていただきたいです。能力的に任せられない管理員の場合は自分が立ち会いますから)

 

さて、なぜ現場に訪問しなくなるのかというと、単純に、事務所でしなければならない仕事が増えてくるからです。

現場で身体を使う仕事から、人を采配する仕事にステージが変化する、ということです。

議事録を作成したり、プレゼン資料を作ったりと、フロントマンとしての「メインの仕事」に集中する環境へと変わっていくのです。

 

ですが、新人の頃は、ことさらに上司・先輩から「現場(担当マンション)を見てきておいで」と言われることは多い(はず)です。

何もトラブルがなくても、です。

「めんどくせえなあ、行ったって何もねーよ」

と思わないでください。

そんなことは上司・先輩は100どころか10000も承知です。

それでも、新人のうちはできるだけ多くマンションに行って、歩いて、業者さんの点検や工事に立ち会って、そして管理員さんや住人さんと話をして欲しいと思います。

肌で感じる経験が、言語的には表現し難い、しかし重要な「現場感覚」といった意識を醸造させるのです。

 

また、忙しくなってくると、意味もなく点検や工事に1日中立ち会うなんてことはできません。(職人さんにとっても、はっきり言って部外者は邪魔です)

最初から最後まで、じっくりと立ち合い(手伝い?)させてもらえるのは、最初のうちだけです。

 

管理員さんだって、掃除のやり方ひとつとっても一人一人で違いますし、見ているポイントも人それぞれ違います。(使う道具ですら人それぞれです)

一緒に、ホウキとゾウキンをもってマンションを歩けるのは、本当に入社して数か月だけの話です。

時間的にも、そして自分の(持つ必要のない)プライド的にも、1年もすれば、管理員さんと一緒に掃除なんてできなくなります。

 

ポイントについて

さて、教える側から見て、新人フロントマンがマンションで見てきて欲しいポイントとは、じゃあどこなのか。

・・・ぶっちゃけ、別になんでもいいです。

現場に行って日々気づくものがあれば、それがなんであれ、それがその人とっての大切な経験だからです。(過去の経験・知識によっても「新人」のレベルは様々ですし、一概に言えることでもありません)

一生懸命、見て、聞いて、感じていただければそれでいいと思います。

 

というか、表面的な知識なら、ほっといても1年もすればつきます。

ですので、

「ほほう、なるほど、この設備が連結送水管なのか」

などというしたり顔をしてもあまり意味がありません。

(ただし、「わからない・見たことがない」設備があれば、写真の一つでも撮って帰社後、教えを乞うくらいの気概は見せてほしいものですが・・・)

 

あえて言うなら、「住人の視点にたって」「ここがこうなればもっと住みやすい」というポイントをいくつか挙げてみていただければ。

「お金がかかるから」

「それを実現するにたくさんのハードルがあるから」

「現実問題そんなことできないでしょ」

という屁理屈を抜きにして考えると、10とか20とかの改善案ならすぐにでてくるものです。(とはいえ、実際に採用可能な案など、残念ながらほとんどありませんが)

 

  • エレベーターの入り口のミゾにゴミがたまっている、掃除してみよう。(やってみると意外とこびりついててとれないこともわかります)
  • 掲示板に古い掲示物がある。見た目も悪いし、はがしてしまってもいいのでは?
  • 庭園灯が点灯していないが、これは点灯させたほうが夜間のイメージアップにつながるのでは。
  • 駐輪場の自転車に古いものが多いが、これは整理すれば使いやすくなるかも。

 

などなど。

なんでもいいです。

このあたりで、良いフロントマンかそうではないか、少し見えてきます。

「気づく」能力は、教えられて得られるものではないからです。

やる気といった精神面でも、積極性のない人は早々に切り上げてコンビニ行ってますし、この辺で将来性がうすぼんやり見えたり見えなかったり・・・。

(それが悪いって言ってるわけじゃないんですけどね。能力と性格にはあまり大きな相関関係はありませんし、この業界、どういうフロントマンが良いかというより「そのマンションにとって最適なフロントマン」であるか否かが重要なのです。そして、やる気の旺盛なフロントが常に最適解というわけではありません。・・・もちろん、”やる気のある”担当者のほうが、比較的ウケがいいことは間違いありませんが)

 

まあなんにせよ、新人のころに足しげくマンションに通った経験は、きっとあなたを成長させます。

そして、同時に、そういうマンションの管理員さんとはかなり太い人間関係が出来上がっていますので、何かと助けてくれます。

 

どういった教育を受けるかは会社それぞれなのですけれど、やはり、現場を知らないフロントマンは、お客さんからも、管理員からも軽んじられる(ていうかナメられる)傾向にあります。

どういう事情があるにせよ、やっぱりマンションのことはよく知っているに越したことはないですね。

 

・・・こんな文章を書いといてなんですが、私はまだまだ知らないことだらけです。

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